スポーツ

狭い料簡のNPB、向こうのMLBが面白い

今年の日本シリーズ。LotteとDragonsの対戦となった。セはGiants、パはSoft Bank、或いは関東のファンならSeibu Lionsが最後まで勝ち残ることを期待していたんじゃなかろうか。 が、勝負は時の運とばかり言っていられない。勝つべきして勝ち、負けるべくして…

Target Fieldに乾杯!

閑談ではすまされないが、まずこのところ気になる日中関係について−− 尖閣諸島の領有権をめぐり日中両国は一歩も引かぬ気配だ。中国の漁船がこの海域を航行。日本の巡視船に体当たりしたという“証拠”によって漁船の船長を拿捕し、取調べ中の日本に対し中国が…

National Teamの凱旋は国難の救世主?

FIFA World Cup Champion、Spain National Teamがhomecoming。数十名の空港従業員がイベリア航空をお出迎え、コックピットの窓からスペイン国旗が翻る。遠くからタクシーのクラクションが耳をつんざく。フライトの胴体には横断幕“Proud of our National Team…

両雄の涙

The NY Times comはFIFA World Cup Championshipの各種のPlay Rankingsを発表した。 Passes、TouchesともSpainがDutchの2倍の数、両方ともSpainの司令塔Xaviが断トツだ。 イエローカードは両チームあわせて14枚(内1枚Dutchにレッド・カード)、そのうち9…

FIFA World Cup余話

Diego Maradonaは、Kloseの2ゴールなどによりGermanyに0-4惨敗後、自らの今後のことについて即答を避けた。家族やチームや選手たちと相談しなければならないという。 一方、Netherlandsに準決勝進出の道を阻まれたBrazilはどうか。たちまち同国サッカー連盟…

South America“ああ無情!”

怒濤の南米諸国パワーに驚嘆した2010 FIFA World杯がこの二日間で暗転した。 “Don't call the Dutch underachievers anymore“(もはや力を出せないオランダ・チームなどと言うなかれ)とAP通信。 過去五回のWorld Champion、世界Rankingトップの最優勝候補Br…

Coachの言葉

Samurai JapanがParaguayにPK戦で敗れた。 “Japan defeated by Paraguay in penalty shootout” “Paraguay edges Japan on penalty kicks to reach first quarterfinal” Reutersの記事を転載したAsahi comの見出しとUSA TODAYのHeadlineだ。 JapanのOkanda Co…

失うものは無かったThe All Whites v “Mamma mia”(なんちゅうこった!)The Azzurri(青の軍団)

世界ランク78位のthe Kiwisが大健闘。FIFA World Cupでdefending champion Italyを相手に1-1の引き分け、勝点を2とした。 戦前よりItalyチームは、主力選手の故障欠場もあってThe All Whitesのplayersの高さと強さを警戒していたが、悪い予想が的中した。 It…

All Whitesを警戒するChamp Italia

NZ National TeamがFIFA World Cup Africaに出場したのには驚いた。 いつもオセアニア地区予選でAUZの壁が厚く出番なし。 なのに、緒戦の対Slovakia戦でドローに持ち込んだのは見事だ。1点ビハインドのまま、後半のロスタイムぎりぎりでFWのWinston Reidが…

The National Bankruptcyにめげず世界最大級の祭典−calcio(カルチョ)へ

FIFA(国際サッカー連盟)W杯南ア大会が始まった。主要紙は大きく紙面を割き、NHK TVは独占放映権を得たのか異様な入れ込みようだ。 「世界の祭典」だ。ヨーロッパ、南米、アフリカだけではなく五輪よりも熱狂している国も多い。国際サッカー連盟をFederatio…

言い訳はいい加減にしてくれJapan Rugby

団体スポーツのなかで最もhardでexcitingなのはRugbyだろう。Test Matchや南半球のNZ, Australia, South Africaの三国対抗など滅多に現地で観戦する機会はないが、TVのSports Chanelを観て楽しんでいる。 第一回World Cupは1987年。ホスト国のNZが初のWorld …

“革命的”役者と走者---現代版人間機関車

新春恒例の大学箱根駅伝。往路の5区、最長区間23.4kmの山登りを昨年に引き続きブッチギリで制したToyo Univ.の柏原選手の走りっ振りを見て、≪人間機関車≫を思い出した。 68年以上昔(1952年)、ヘルシンキ五輪で5000m、10000mそしてマラソンの三冠王になったチ…

大暴れの反逆児に喝采する日本のファン

NY Yankeesが2000年以来手が届かなかったThe World Championになった。 松井秀喜がHome runを含む6打点の大暴れ、The World SeriesのMVPに選ばれる快挙を成し遂げた。 「多くの日本人にとって松井は反逆児だ。繊細な気持ちをもつ怪物ゴリラは、激しく自己鍛…

気になるAL--Central Division--tiebreak最後の一戦

大型で強い勢力のtyphoon NO 18が近づいている。二年ぶりに本州上陸は免れそうもない。明日-明後日の外出が気になるところだ。 が、ボクにとっては、不謹慎だが、台風の動きに劣らず、MLB--AL--Central Divisionの結末が気になって仕方がない。 MLBのPlay-of…

Red Soxに対抗してRed HatのMariners

朝、BSでMLBを観ることが多い。今朝はFenway ParkでAL East Divisionの首位を走るBostonがSeattleを迎えての緒戦だが、Marinersのplayersの帽子を見て一瞬目を疑った。marine blueが基調の選手たちの誰もが赤帽をかぶっている。 IchiroにRed Hatはお似合いじ…

打率4割の至近距離にいる最後のMLB All Stars Playerは静かで優雅な芝刈りスラッガー

我がMLBのファン球団は30数年来Minnesota Twins一筋だ。旧Washington SenetorsのこのティームはTokyo Domeの見本となった球場Metrodomeに移転した当時は万年弱小球団だったが、その後World Series Championsにもなって名をはせた。が、トリー・ハンターやサ…

Big Unitを温かく迎える古巣Seattleファン

MJBのInter-leagueがスタートした。BS1でSeattle MarinersとSF Giantsを観る。いろんな球団を渡り歩くRandy Johnsonが古巣相手にマウンドに立った。身長2.06mの長身痩躯のBig Unitも45歳をこえ、力の衰えは隠せない。往年の150㌔台の超速球は影を潜めている…

Ichiro comes through for Japan(イチロー祖国に尽くす)/Yes, we canがYes, we didへ

WBCでSamura Japanが二連覇。それもIchiroの見事なタイムリー・ヒットで苦手韓国チームに勝利。これじゃ絵になりすぎだと言うものだ。韓国紙も「名誉の二位」「イチロー、戦犯の汚名を晴らす」と昨日の日韓決戦を大きく報じた。 我が国英字紙のHeadlineは“Ic…

Get to the top(頂点を目指せ) / We are down but not out(ノック・ダウンしてもノック・アウトされない)

連日どこかで大学の卒業式が催されている。学長・総長の告示も傾聴に値する、あるいは歴史に残るような内容を耳にするのは稀有である。でも、98年度の東大卒業式での蓮実重彦総長(当時)の45分に及ぶ告示は話題になった。 その告示は『あなた方の知性は、まさ…

誕生して間もないWBC、何故クラシックなの

日本ではいまSan Diegoで開催されているWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)での“侍ジャパン”の健闘に沸いている。米国のMLB機構と同選手会が主催する野球の国際大会だが、三年前の2006年にオープンしたぱかりで、今年は二回目だ。MLB機構はこの大会を…

インタビューに答えるスポーツ選手のマナー・・素っ気なさと紋切り型の受け答えに呆れる

日本のプロ・スポーツ選手の多くは言葉と態度がお粗末だ。いいプレーさえすれば、言葉などどうでもいいと思っているわけでもないだろうが、試合後のインタビュアーに対する受け答えが感心できない選手が多い。海外のスポーツ選手の言葉と比較すると語彙の貧…

非情なスポーツ競技の季節到来

長年つとめていた高校の影響もあり、いつの間にか高校ラグビーと駅伝シーズンの到来を楽しみにしている。 昨日と今日、ラグビー準々決勝と全国高校駅伝都予選を見物にでかけた。見物というより応援だ。 ラグビーは都内トップ校に完敗した。30分ハーフの最も…

年俸格差をものともせずRays快挙

「格差大国アメリカ」(岩波書店)が売れに売れている。 MLには30チームあるが、球団の所属選手の総年俸は天と地の差がある。最高年俸球団はNY Yankeesだ。金にあかせてスター選手をかき集めている。それでも今期はALDS(アメリカン・リーグ・地区選手権)にも進…

VP候補のディベートの意義はあるの?

昨日の米大統領選VP候補のTV討論を全米7000万人が視聴したという。 注目度は、先の大統領候補の討論の場合を上回り空前だった。 国政無経験のSarah Palin女史の受け答えに多くの者が関心をもったからだ。 彼女は、事前のcrush course(特訓)のおかげもあって…

“We can do it”が“We did it”へとつながるか・・?

久々の秋晴の朝だ。中国式体操にでかけた。雨にたたられたこともあり一週間ぶりである。はや公園に落葉がみられる。気温21度、爽快と云うべきだろう。 海の向こうでMLBのプレーオフがスタートした。BS1でBoston Red Sox とLA Angelsの試合を見る。ビジターの…

≪続≫王さん-哀しき惜別の胴上げ

ホームグランドでの最終戦も惨めな負けに終わった王ソフトバンク。試合終了後、王監督が全選手とコーチングスタッフなどを背に 球場のファンに、観衆にFarewell Speech。 惜別の挨拶というより退任の決意と感謝の気持ちがにじみ出る潔い、決然としたスピーチ…

これが“人間力”か・・あらためて王道に感動

王監督が退任を表明した。同年のボクにとっては、ついに来るものが来たという感じだ。 本拠地での試合終了後の夕刻、1時間の記者会見が行われた。その一言一言に聴き入った。王さんほど聴き入る価値ある言葉を語る大人が、プロスポーツ界のみならず他にいか…

範を示す物静かなキャプテン

Yankee Stadiumが86年の歴史に幕を下ろした。 収容人数5万人を超えるこの球場、stadiumと呼ばれた初のball parkである。 最終試合を勝利で締めくくった。相手チームはBaltimore Oriolesだった。 試合終了後、主将のジーター(Delek Jeter)がチームを代表し…

「宴のあと」の競技者や僕らの心模様

五輪後の中国は「安定成長」と「平和外交」を基軸に動き出すだろう。これは単なるスローガンではなく国際社会共通の躍進する中国への願いであり期待だ。 四川大震災の被災地はどうなるのか。五輪で脚光を浴びた選手も心を痛めている。男子陸上100,200を驚異…

謙虚さとひたむきさ、そして冷静に先を見通す眼

男子マラソンでワンジル選手が圧勝した。ケニアに初の金メダルをもたらした。日本の高校に留学し、長距離選手に育ったワンジル選手がインタビューに答えた。 『日本で我慢することを教わりました』 最後尾でゴールしたのは日本の佐藤選手だった。76位。後続…