Big Unitを温かく迎える古巣Seattleファン

MJBのInter-leagueがスタートした。BS1でSeattle MarinersとSF Giantsを観る。いろんな球団を渡り歩くRandy Johnsonが古巣相手にマウンドに立った。身長2.06mの長身痩躯のBig Unitも45歳をこえ、力の衰えは隠せない。往年の150㌔台の超速球は影を潜めているものの、スライダーが冴え、6回までIchiroのMrinersに得点を与えない。
自軍の攻撃中、SFのベンチのなかでBig Unitは心なしか孤独を感じさせる。七回の裏、1点を献上し同点になったところで、降板となった。

Randy Johnsonは帽子をとり、4万人を超える観衆に手を振る。敵味方なくすべての観衆がスタンディング・オペーションで迎える。心温まる、ジーンとくるシーンだ。
Big Unitの背番号はIchiroと同じ51。80年代後半から90年代後半にかけてのSeattleでの10年間が彼にとって全盛期であり、懐旧を誘う心の故郷に違いない。Arizonaに移籍してWorld Championに貢献した姿も忘れられないが、往時のファンはSeattleでの怪腕が忘れられない。
四球も多かったが彼こそK.K.K.K...キングだ。現在、勝ち星の数が298。今季あと2勝は固い。300勝がBig Unitにとって一つの節目だろう。