2011-08-01から1ヶ月間の記事一覧

侘しい“Yes, We Kan”

「砂漠の狂犬」と呼ばれたCol.Muammar el-Qaddafiの圧制もようやく終焉を迎えようとしている。42年間に及ぶ恐怖の独裁も異常だが、過去5年間に6人も首相がクルクル交代する国も珍しい。 PM Kanの退陣も惨めだ。「不人気のMr Kanだが、三ヶ月前、支持率を恢復…

原発再稼動の呟きが聞こえる--恐ろしきFault Line「断層」

我が多摩地区を選挙基盤にしている目下落選中の前LDP衆院議員さんが捲土重来を目指して今年も8/15に靖国詣でにでかけた。35年間欠かさず、見上げたモノだ。 子供のころ一緒に詣でた祖母が弟2人をフィリピンの戦地で亡くしている。祖母の口癖は「家族を守るた…

節電は出来るが難しい“一歩の踏み出し”

先日LAのLittle Tokyoで七夕祭りが行なわれていた。日本より一ヶ月遅れだが、街の通りに≪がんばれニッポン≫の横断幕が張り出されている。3/11から5ヶ月、海外からの励ましやエールにもそろそろウンザリする。況や国内をやだ。≪がんばれ東北≫≪日本の力を信じ…

私欲無きプロの仕事師不在--日米欧の真夏の異変

『「夏」の帝の『真晝時』』(仏高踏派詩人Leconte de Lisle<真晝>:上田敏訳詩集《海潮音》より)と謳われた八月、聖地である避暑地に出かけるはずの英国の若者の姿が消え、ビーチから街中のバリケードに突進。政府の緊縮財政への怒りが暴動へとエスカレ…

Obama再選に暗雲?

最近President Obamaの動きや政策にほとんど触れなかった。1つにはOFA(Organizing for America)からのメールがこのところ激減傾向にあるからだ。 直近の<2012 BARACKOBAMA. COM>から届いたCampaign Manager, Jim Messinaの8/2付emailのタイトルは“Here's the …

寡黙な秀作

銀座へ「小川の辺」を観に出かけた。丸の内Toeiでの千秋楽である。都内や近く埼玉のシネコンの映画案内を見ると、ロードショーはほぼ終わっている。 この種の邦画は二番封切館を探すのが難しい。劇場映画化された藤沢周平モノ8本目の作品である。監督は篠原…

Media blackout(メディア管制)も限界?--“ China, Slower is Safer!”

先月23日に起きた中国版Bullet Trainの事故で大きく浮き彫りなったのは何だろう。犠牲者約40名、負傷者150人以上に加えて行方不明者が分らないという当局。、衝突車両をあっと言う間に解体し土中に埋める異様な行動に出たかと思えば、cover-up(証拠隠滅)だ…

取り返す言葉の力の有無

東北電力圏内で暮らしていた人たちの地方に居すわっている福島原発の持ち主は東京電力。そのことは先刻承知しているが、肝心の管内中心首都圏には東電の原発ゼロには恐れ入る。ショバ荒らしか他人の褌(フンドシ)で相撲を取ろうと云うのか。虫のいい話だ。 …