2010-10-01から1ヶ月間の記事一覧

“the ten-minutes' talk”(交談・懇談)もsummit talks?

今朝の本邦メディアは一斉に「日中首相、一転『懇談』」のFront line。 前日、首脳会談を拒否した中国側がHanoi市内の会議場控え室で10分程度の首脳“懇談”を受け入れた。 同行の官房副長官に言わせれば「懇談は偶発的で、自然な形で行なわれた」そうだ。しか…

踏んだり蹴ったりのPM Kan−−怪しい当事者能力

今朝の本邦Y英字紙のFront Pageは“Maehara, Yang agree to fix ties”が踊る。asahi.comは冒頭“China seemed ready Friday to entertain summit talks with Japan's Prime Minister Naoto Kan and put bilateral relations on a positive track”とコメント。3…

「大人になったら何になろうかしら」−Sophia Loren意気軒昂

先日、「仏女優MoreauとDeneveお久しぶり」の挨拶記事を書いたところ、今度はItalyの大女優Sophia Lorenが来日した。イタリアン・リアリズム全盛時に銀幕を飾り現在76歳。高松宮殿下記念世界文化賞を受賞、高齢どころか堂々たる貫禄には圧倒される。 日本で…

冷雨の街、武蔵野の日のありどころ

11月を待たず職場のオフィスに暖房エアコンが作動した。 今日の街の風景に似て、我が国政界も経済界も木枯らしが舞う。円高の進行にやきもきし、株価も低迷、雇用情勢は一向に好転しない。深層は疑問だが、中国の反日デモ、いつ収束するのか。この状況では日…

狭い料簡のNPB、向こうのMLBが面白い

今年の日本シリーズ。LotteとDragonsの対戦となった。セはGiants、パはSoft Bank、或いは関東のファンならSeibu Lionsが最後まで勝ち残ることを期待していたんじゃなかろうか。 が、勝負は時の運とばかり言っていられない。勝つべきして勝ち、負けるべくして…

洋の東西Protests(デモ)の嵐−−マッチポンプと有理

中国各地に拡大する反日デモ。ネットを使って“お知らせ”まで出る有様だ。 官製デモの臭いフンプン、「気持は理解する」と気取っていた外務省当局だが、情勢はやぶ蛇。このままだと矛先が尖閣・反日から、自分の喉もとに向かってくる気配だ。相変わらずお祭り…

夕闇の秋色とチャルメラ屋台

奄美が記録的豪雨に見舞われている。フィリピンで発生した瞬間秒速90mの超狂風のあおりか。それにしても今年の異常天候、気象異変は単なる自然の悪戯だとは思えない。英字紙の見出しはheavy rainと味も素っ気もない。現地はまさにunbelievable climateと云…

芸ががさついていないか・・・

師走、三鷹の公会堂に立川流一門がやってくる。 「家元・立川談志が再び登場」の案内が届いた。「ご自身の体調を鑑み、内容は当日までのお楽しみ。落語への愛に満ちた立川談志師匠の言葉の重さと、立川流一門の高座をじっくりとご堪能ください」とある。 談…

筆も達者で舌鋒鋭い26歳−McCain嬢

John McCain上院議員の娘さんは歯に衣を着せない。その名はMeghan McCain。若干26歳にしてコラムニストで著書も出している。 名が知れたのは2008年の大統領選での親父さんの負け試合を綴ったon line chronicle(ネット新聞)。同年、“My Dad, John McCain”を…

東西のデモ模様、独逸の逆戻り?

中国内陸部の都市で相次いでデモが連発している。学生を中心とした「反日デモ」はもっぱら尖閣諸島海域の領有権をめぐるナショナリズムに起因するものならばいささか由々しき事態だ。中国外務省は日本製品の不買や商店や日本車破壊行為に対し、「気持はわか…

喝采!Moreau, Deneuve銀幕に登場

ヌーベルパーグの一時代を担った仏女優Jeanne Moreauも今やスクリーンでお目にかかるの無理だ。御歳82歳。日本と違い、老齢をひっさげて銀幕に出ることはまずない。Sohia Loren(76歳)もLiz Taylor(74歳)もそうだ。往時のファンの抱くイメージを壊したくな…

噺家の言葉を盗む

今年6月、落語協会会長に柳家小三治さんが就任した。業界第一人者で名人、噺は正統派、これ以上の人事はなかろう。 その小三治会長のもと初の真打襲名披露が先月初め行なわれ、5名の真打誕生と相成った。 小三治さんの表情は終始穏やかだ。披露パーティで…

忘れられぬ言葉との邂逅

もう旧聞に属するかも知れぬが、大江健三郎氏が講演のなかで“引用”した言葉“意思的楽観主義”。『苦しい場面に置かれた時に物事の悪い局面に目がいくのはある意味で自然である。困難な場面において、その状況の積極的な面を見出すには、見出そうとする意思が…

劉霞さんを自宅幽閉−−どこまでやるのCPC!

服役中の劉暁波さんとの涙の面会を終えた劉霞夫人だが、待っていたのは当局による自宅軟禁。Aung San Suu Kyi女史と同じだ。外出は警察官に周囲を囲まれ身動きできない。彼女だけでなく彼女の兄弟の携帯電話も遮断され、外部からの連絡不能。中国在住のEU代…

中国の対国際社会への恫喝−(腫れ物に)触らぬ神にタタリ無しか?

劉暁波氏のNobel Peace Prize受賞は「ノーベル平和賞に対する冒涜」だと中国当局はノルウェイを恫喝。外交面でも人権問題での批判を封じ込めるのに懸命だ。ましてや、中国国内の言論統制と監視体制の強化は異常だ。非公認のキリスト教信者の北京空港からの出…

Nobel Peace Prizeに歯切れ悪い日米

Nobel Peace Prize 2010は服役中の中国反体制活動家劉暁波(Liu Xiaobo)に授与されることになった。 オスロの平和賞選考委員会は“The Nobel Peace Prize 2010 was awarded to Liun Xiaobo 'for his long and nonviolent struggle for fundamental human right…

重すぎるex-President Bushのツケ

mid-term electionが近づくなかで、雇用情勢の悪化など一向に好転しない国内経済を中心に内政問題をめぐり保守派から集中砲火を浴び、苦悩するPresident Obama。「隣人の住宅ローンのツケを払うのになぜ我々の税金をつぎ込まなきゃならんのだ!」まことに単…

新たな分野で新しいことを思考する−−理科離れにストップ?

今夕7時8分(米東部時間6:07AM)、The NY Times発のBreaking News Alert(ニュース速報)が入った。 “Three Share 2010 Nobel Prize in Chemistry”(ノーベル化学賞3名が受賞)のHeadline。三名のなかに2名の日本人科学者が含まれている。 “Richard F. Heck, Ei…

今時の塾は英語でなんと言うべき・・?

昨年になるが、私立高校の進学説明会に塾関係者をお招きした。 「塾の先生方は中学生の進学指導の第一線に立っておられます方々です」と敬意を表したまではいいが、つい「私立高校と塾との違いをあえて申し上げれば、生徒の生活指導にも力を注がざるを得ない…

(続)No Shrinking(縮みこむなかれ)

昨日、ドイツ統一20周年(Unified Germany)の節目に触れたが、当時国ではドイツ語のWiedervereinigung(再統一)と呼び、プロイセンによる1871年のドイツ統一と区別しているという。 89年、ソ連・東欧諸国の旧体制が次々と揺らぎ、ベルリンの壁の崩壊につなが…

“内向き”、shrink(萎縮)に向かうべからず!

都民の日の1日、多くの企業で来春入社予定者の採用内定式が開かれた。内定者は喜ばしいことだろうが、就職活動に苦闘する大学四年生も少なくない。来春採用者減の企業が後をたたないからだ。就職二浪組もいる。一方、大学3年生の就活がスタートだというから…