国際政治

(Continued from previous page) ー醜悪に劣化するPresidential Campaign 2016

政策論争が注目されたThe 2nd Debateの直前、HuffPost Politicsから俄かに信じ難い速報が流れてきた--"These might be Donald Tump's Most Disgusting Comments Yet About Women"( トランプ、女性に対し前代未聞の吐き気をもよおす発言)--11年前のモノだが、…

どこまで堕ちる? -- Presidential Campaign 2016

米大統領選まで1ヶ月を切ったがいつものワクワク感はない。劣化極まるPresidential Race。異例だ。 はや16年前になるが、20世紀最後の年、2000年のW. Bush とAl Goreの激戦はFlorida州の投票用紙の再集計により僅差でBushに軍配が上がった。Al Goreは温室効…

踏んだり蹴ったりのPM Kan−−怪しい当事者能力

今朝の本邦Y英字紙のFront Pageは“Maehara, Yang agree to fix ties”が踊る。asahi.comは冒頭“China seemed ready Friday to entertain summit talks with Japan's Prime Minister Naoto Kan and put bilateral relations on a positive track”とコメント。3…

Nobel Peace Prizeに歯切れ悪い日米

Nobel Peace Prize 2010は服役中の中国反体制活動家劉暁波(Liu Xiaobo)に授与されることになった。 オスロの平和賞選考委員会は“The Nobel Peace Prize 2010 was awarded to Liun Xiaobo 'for his long and nonviolent struggle for fundamental human right…

The Potsdam今昔

独HamburgのMuslimsのモスク(mosque)が閉鎖された。9/11Terror Attack以来アルカイーダ、狂信的聖戦グループの本拠となっているとみなし、当局が封鎖に乗り出したわけだ。 Terror Attackと性格を異にするが、前世紀第2次大戦における最大の殺戮はHitlerの…

The nuclear- free-worldに向けて“及び腰”?の被爆国

ナガサキ被爆の日。平和祈念式典にRoos米大使は参列しなかった。核保有国の仏臨時代理大使Francois X. Leger(フランソア・レジェ)氏が初めて訪れ献花した。 レジェ氏は「ここに来ることで、仏政府の核軍縮への気持を改めて示したい」「いかなる国にもあって…

タカ派で愚か者のひと言を反撃するには・・

President ObamaがIraqiとAfghanistanへの対応に苦慮している。アフガンへの増派によるタリバン掃討作戦に目下出口が見られない。War Against IraqiはBush's Warと批難されたが、今度は対Afghan戦争は「Obama's War」と揶揄され、Obama支持率低落の一要因と…

Never say “never”

Premier Hatoyamaが沖縄県の知事さんに迷走する≪米軍普天間基地≫の移設問題に関し陳謝した。“少なくとも県外”が無理だと判断したからだ。“少なくとも県外”とは“We do promise the U.S. Military Base will never be left in Okinawa”と云う意味のはずだ。 つ…

支持率低下の要因は?

昨年は日米の政権が一新、big“Change”の年だった。 年が明けて、両首脳の支持率が大きく低下した。一年前、全米を熱狂させたBarack Obamaも大統領就任後1年を経たこんにち外交・内政面での混迷が目立つ。数々の名演説もメッキが剥げたようで、実行力が乏し…

長引く不況が、米国民のBarack Obama離れの主要因か・・?

昨夜遅くPresident Obamaから“Today is the day”なる緊急メールが届いた。 47年間、故Ted Kennedyが保ってきたMassachusetts州の上院民主党の議席をGOPに奪われる危機に瀕しているからだ。 DP候補の同州司法長官Martha Coakley女史が無名ともいえるGOP候補の…

「COP15政治合意」にこぎつけるカギはやはりObama's Climate Speechか・・

難航のうちに会議決裂、時間切れの寸前に“政治合意”なる文書作成が進んでいる。玉虫色や先送り事項が含まる懸念ありだが、やはり最後は寒風のなかCopenhagenの首脳級会談に駆けつたPresident ObamaのAddressが決め手になるようだ。 The NY Times. Comを通じ…

Obama can make change happen?(オバマは変革を起こし得る・・?)

The Guardianの米国通コラムニストGary Younge氏は“Obama can make change happen”(オバマは変化を起こすことができる)とコメント。 その上で、“The wars, jobs and healthcare reform are the issues on which Obama will be judged and the political peri…

1位と35位のeqaual partnership(対等な連携・同盟関係)・・可能か?

President Obamaが来日した。アジア諸国訪問の第一歩に日本を選んだことにPM hatoyamaは謝意を述べた。 Obama氏の訪日の直前、The NY Timesは“American relations with Japan are at their most contentious since the trade wars of the 1990s.”(日米関係は…

権利と義務の共有、そしてcooperation(協調・協働)

President ObamaがUN General Assemblyにデビューした。120ヶ国の首脳を前に格調高いスピーチ。ほぼ20分、原稿を見ない。The NY Timesは“Obama Sets New Tone but Problems Are Familiar”とコメント。柱にすえた課題には目新しいものは見られないが、表現を…

New PM HatoyamaのGreenhouse Gas25%カットは襲名披露口上?

就任間もないPM Mr HatoyamaがUNに華々しくデビューした。我が国首脳の国連でのスピーチが大きく取り上げられ、途中で拍手が湧くのは異例のことだ。 PM Hatoyamaは官僚の原稿によらず、前夜まで自らスピーチ原稿を推敲したという。 立派なものだが、Presiden…

「行動する良心たれ」とは・・

このほど他界し国民葬が行われた韓国金大中氏を“先生”と敬称するK教授の「歴史と勝負した指導者」が月刊誌『世界』最新号に掲載されている。 K教授は述べている。 「・・先生は、デモーニシュな権力を飼い慣らすことがで出来るほどの老獪な政治家だった。し…

総選挙キックオフ−世界の目は?

「今日、各党首が街頭で第一声。日本で10年以上見られなかった最も白熱する選挙戦がキックオフ。55年体制のほとんどの期間政権を握っていた政党自身、勝ち目は薄く負け戦を覚悟」とAP電は伝える。 The NY Times東京支局長は今回の総選挙について「米大統領選…

Barack Obamaの登場を予言したSidney Poitier

President Obamaがthe Predential Medal of Freedomを16人の栄誉ある米国人に授与した。 この賞は、Medal of Freedomに象徴されている。米国民として最高の栄誉ある賞であり大統領が授与するのはObama氏が初めてである。 16名の中には病気でThe White House…

release(解放)か?それともpardon(赦免・特赦)?

Former President Bill Clintonが北朝に拘束されていた米人女性記者2人をLAに連れ帰った。Laura LingとEuna Lee、いずれもSan Franciscoに拠点を置くCurrent TVの記者だ。Clinton氏が使用した航空機はprivate jet。“私人として”Pyongyangを電撃訪問し、Kim J…

President Obamaの「医療保険制度改革案」のmanifestoは最重要なagendaの1つ--反対勢力の潰しに負けるな

日本のメディアは来月下旬の衆院選に向けて特にDPJのManifestoを連日大きく取り上げている。manifestoとは“a public declaration of intentions, motives, or views.”つまり世間受けする政策宣言。抽象的・観念的でボク自身あまり好きな言葉じゃない。むしろ…

曖昧な言葉は怪しい−要警戒

昨日の拙文中、義父の生誕100年に当たる命日を8月27日と誤記した。 「7月27日ですよ」と異郷の娘から指摘があった。汗顔の至りである。義父に謝して訂正いたします。 どうも、八月という月は、ボクの心中に鎮魂の気持ちが沈殿しているようだ。6日と9日の惨…

a big changeにはpain(痛み)は伴うものだ−今こそ“can-do spirit”を!

Obama in his six-month presidential periodの評価は外交政策は別として、内政とくに雇用政策・景気対策については点数はかなり辛い。なかでもhealth care(医療政策)大改革案をめぐっては、与党DP内でも反対が少なくないとか。政府の歳出増が大きな国家赤…

景気浮揚・医療保険政策でPresident Obama苦戦・・・Walter Cronkiteならどのように伝えるか?

大統領就任後半年を経たBarack Obama。支持率に陰りが見え始めた。ABC NewsやThe Washington Postによれば、President Obamaの大統領としての仕事に対する支持率は4月に69%だったのが7月に59%にダウン。特に景気対策やいま賛否両論渦巻く新たな医療保険政策…

President Obamaの「非核」ビジョンのルーツは学生時代の論文にある

Barack Obamaがプラハで宣言した核の無い世界(A Nuclear-Free World)を目ざすビジョンに揺らぎはない。先のB8でも同氏の言葉は量感に満ちていた。この米大統領としての歴史的Agendaはのルーツは世界が冷戦時代にあった25年前の1983年に遡る。Obama氏はColum…

海外で“眼の福”と“口の果報”にあずっかたが・・

今や名実とも世界のleading voiceとなったPresident Obamaにとって今回のItalyでのG8は初めてだが、開催地が大震災の傷跡の癒えないL'Aquilaが選ばれたのは驚きだ。出席した首脳にとっては景観を観賞して“眼の福”にあずかるどころではなかったはずだ。 今な…

President Obama's Speech in Cairo--イスラム世界に向けての呼びかけは感動を呼んだが・・

早や10日経ったが、President Obamaのカイロにおけるアラブ、イスラム世界への呼びかけと提案は好感をもって受け止められ、大方の共感を呼んだ。 0bama氏は過去の米国による中東政策の過ちを認めると同時にパレスティナ人居住地のイスラエルによる占拠に対し…

President Obamaの心底をいかに読み取るか・・

D-Day65周年記念日関連の昨日のtopicsは、The NY Times国際版のInternational Herald Tribuneからの引用である。President Obamaの言うstrengthの意味を吟味しながら、同紙NY Herald Tribuneの1944年6月6日の号外(復刻版)を読む。一面トップのヘッドラインは…

苦闘するBarack Obamaに激励の声を届けたいが・・

前ブッシュ政権の負の遺産である悪名高いグァンタナモ収容所の閉鎖を目指すPresident Obamaだが、閉鎖のための歳出を上院が党派を超えて圧倒的多数で拒否した。下院でも拒否されるに違いない。テロ容疑者の受け入れ先が不明で、米国への移送受け入れに対する…

JCPのPresident Obama宛て歓迎の書簡は“就任100日記念日”への祝意・・

President ObamaがThe fist 100 daysを迎えた。米国民69%がその政策・姿勢・行動を支持。自国が良い方向に向かっていると答える国民が5割を超えたという。何年ぶりのことだろう。 が、Barack Obama自身は自賛するどころか、満足していない。“I'm not a mirac…

颯爽とデビューのファースト・ドッグ(the First Puppy)--その出自は?

President Obamaに劣らず、Presidential Petがホワイトハウスに颯爽とデビュー。 正式デビュー前にThe Washington Postの一面トップ記事を飾るかと思えば、その前にWeb Siteに流れされるほどの超著名人扱いだ。Obama氏が思わず「スターの素質がある」と賞賛…