The Promise(君への誓い)とは?

歴史上Armenian Genocide(Holocaust)と称されるアルメニア人に対するおぞましい迫害があった。オスマン帝国のこの少数民族第一次世界大戦時に虐殺されたり強制移住させられた数200万人以上にも及ぶという。加害者は誰か・・・?トルコ政府は今なお弾圧・民族浄化の事実を認めようとはしない。
この<史実>を題材に、事件に翻弄された3人の男女を中心に描いたTerry George監督のThe Promiseを今日日比谷で観た。副題は「君への誓い」。スペクタクルなヒューマン・ドラマ風に仕上がっている。制作はスペインと米国。ハリウッド好みのCGを駆使した大作だが、タイトルも含めて五つ星とは言い難い。
米国へ移住したアルメニア人(Armenian American)の子供である劇作家William Saroyanによるエンデイングの言葉が辛辣だ---
"...........Go ahead,destroy Armenia. See if you can do it. Send them into the desert without bread or water. Burn their homes and churches. Then see if they will not laugh, sing and pray again. For when two of them meet anywhere in the world, see if they will not create a New Armenia.