2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧
米下院に衝撃が走った。Wall StreetとMain Streetとの歴史的な対決劇と言うべき「緊急経済安定化」法案(economic rescue plan=bailout package)が僅差で否決された。株価が暴落。下げ幅は史上最大、2001/09/11時を超えた。 政権与党の共和党有力者は下院議長…
26日、83歳で生涯を閉じた名優Paul Newmanは優れた監督に恵まれていた。Alfred Hitchkock, John Huston, Robert AltmanからMartin Scorteseなどに至るまで実に多彩でいずれも巨匠である。 共演者も、Liz Taylor, Lauren Bacall, Tom Cruise, Tom Hanksそして…
Paul Newmanが逝った。The New York Timesは20世紀最後の大スターの1人、“Magnetic Hollywood Titan”(異色のハリウッドの巨人)だったと報じる。 往時の映画ファンはリズ・テーラーと共演した“Cat on A Tin Roof”「トタン屋根の上の猫」や“The Hustler”「ハ…
Sen John MaCainが延期したがっていた米大統領候補の第一回討論会がUniversity of Mississippiで行われた。 目下混乱と破たんの危機にある米国経済・金融問題と外交・安全保障問題が第一回討論のテーマだった。司会はお馴染みのJim Lehrer氏。 金融危機と経…
NHK大河ドラマが高視聴率を維持している。脚本の筋書きや多彩で達者な役者が登場する点にもあるが、なんといっても主人公を演じる若手女優の演技の切れのよさにある。 維新・開国に至る歴史の歯車を動かした大きな影の存在として描かれているこの大御台様だ…
ホームグランドでの最終戦も惨めな負けに終わった王ソフトバンク。試合終了後、王監督が全選手とコーチングスタッフなどを背に 球場のファンに、観衆にFarewell Speech。 惜別の挨拶というより退任の決意と感謝の気持ちがにじみ出る潔い、決然としたスピーチ…
王監督が退任を表明した。同年のボクにとっては、ついに来るものが来たという感じだ。 本拠地での試合終了後の夕刻、1時間の記者会見が行われた。その一言一言に聴き入った。王さんほど聴き入る価値ある言葉を語る大人が、プロスポーツ界のみならず他にいか…
Yankee Stadiumが86年の歴史に幕を下ろした。 収容人数5万人を超えるこの球場、stadiumと呼ばれた初のball parkである。 最終試合を勝利で締めくくった。相手チームはBaltimore Oriolesだった。 試合終了後、主将のジーター(Delek Jeter)がチームを代表し…
親米保守・共和党ネオコンに深い人脈のある在米日本人ジャーナリスト?H氏お得意のワシントンレポートを某TV局が流した。 話題は当然来るべき大統領選の行方である。 St.Paulの共和党全国大会会場をバックに、John McCainがSarah PalinをVP候補に指名して大…
自民党総裁選も盛り上がりも見られぬままフェードアウトを迎えそうだ。最初から最後まで、5人の役者が仲良く連れ立ち代わる代わるマイクを握って冴えない演説。呆れたたスタイルだ。「・・一座」の地方巡業にディベートを期待するのは無理だろう。 海の向こ…
かつてない衝撃で大揺れの米金融界。100年以上の歴史ある有数の証券大手の破綻に始まり、保険最大手AIGへの公的資金投入を余儀なくされた米現政権に抗議が殺到している。無理も無い。納税者国民にとって自分たちの納めた税金を保険会社に横流しされるからだ…
深刻な金融危機を受け、米大統領選は「経済問題」が最も大きな争点となりつつある。 Lehman Shock当日のSen McCainの発言は「我々の経済の基礎条件はまだ強い」だった。 いち早くSen Barack Obamaが批判を強めた「経済の基礎はまだ強い?マケイン上院議員は…
教員採用試験をめぐる前代未聞の汚職事件で県教委NO2の審議官が逮捕された。この審議官はかつて中学のベテラン教員でもあった。国語を専門とし学級担任の経験もある。その教え子の一人にこの事件の県教委担当のM紙O記者がいる。記者の目に映っていたのは剛健…
米証券最大手の1つが経営破たんした。100年に1度あるかないかのbankrupcy。まさしくBlack Mondayだった。 Pesident Bushは“We will try to minimise Lehman shock”(リーマンショックを最小限に留めるように努力する)とのべているが、米大統領選にも影響が出…
イラク駐留米軍のうち10000人が女性兵士。その三人に一人が母親だという。 戦場から帰還した母親兵士の後遺症は深刻だ。家族との絆が切断されるケースが少なくない。 40代半ばの母親曹長が再びイラクに赴くことになる。長く軍務についているいわば職業軍人だ…
某スポーツジャーナリストは相撲協会前理事長時代を“失われた6年である”と酷評した。同感だ。なぜあのような人物を歳若くして理事長に推挙したのか。春日野理事長時代から決まっていた路線らしい。あきれたものだ。現役時代強すぎた大横綱だったことは確か…
「グルジアがNATOに加盟するとロシアとの戦争に発展すると思うか。その時アメリカはどうする」 ABCのインタビューに答えてSarah Palin曰く「そうなると思います」 曖昧でなんとも頼りにならないコメントである。 現米政権は“テロとの戦い”の主戦場をアフガン…
副大統領候補としての資質・能力を問われるSarah Palin女史。案の定、肝心の外交問題の知識不足を露呈した。 ABC TVのインタビューの中でいわゆる“Bush Doctrine”についての意見・感想を訊かれてところ答えはトンチンカン。米政権の“テロとの戦い”のルーツと…
Sarah Palinが地元アラスカに戻っている。故郷に錦ではあるまいが、特に女性たちの熱狂的歓迎を受けている。 Palinの19歳の長男がイラクに従軍するという。米政権がイラク駐留部隊の削減とアフガンへの増派を決定したいま、なぜイラクに息子を赴かせるのか。…
Sep.11, 2001のTerrorist Attack on USAの直後、Samuel P. Huntingtonハーバード大学教授は「テロは『弱者の戦闘手段』である」「冷戦が終わって、米国は唯一の超大国になった。その影響力は高まったが、米国の支配的態度に対する他の諸国の反感もそれにつれ…
Sarah Palinは米国政界の女性の星だと一躍脚光を浴びている。Palin効果(Palin Effect)か、ギャラップなどの最近の調査によるとMcCain支持がObama支持をかなり上回っている。 が、先行きは不明だ。女性有権者によるPalin人気・高感度がこのまま続くかというと…
なぜ、John McCainは副大統領候補にSarah Palinなる女史を指名したのか。衝撃のデビューの余勢を借りて、指名演説で高感度トップに躍り出たPalin女史は今や米国のスターだ。 Chicago TribuneのコラムニストがSarah Who?と出自とキャリアー、政治理念に疑問を…
先の米民主・共和両党の正副大統領候補受諾演説で高感度NO1はSarah Palin女史だったとメディアは伝える。 ボクの知人であるM紙北米総局長B氏は『(ペイリン氏は受諾演説で)保守層の心の琴線にふれる言葉をちりばめ、ただ者ではないところを見せた』と述べ、そ…
共和党全国大会でのJohn McCainの大統領候補指名受諾演説は、Sarah Palin女史のスピーチに食われた形となった。Pick of Palin(ペイリン指名)は“The Best Choice”。この言葉が響く以外、 McCainのスピーチは単純なフレーズの羅列だけで、Post-Bushの明確な図…
Barack Obamaは外交は不慣れ。他方、Sarah Palinといえば、去年海外旅行のパスポートを取得したばかり。外交経験は皆無だ。 でも、今度の米大統領選は外交政策、特にイラク戦争への対応が大きな争点になりそうにない。 そうしたなかで、いま英国や欧州諸国が…
米民主党全国大会を追いかける形で開かれた共和党大会。Hurricane Gustavを追い風?に、キャッチフレーズはCountry First。愛国心を煽り、Barack Obama氏の過去のコミュニティ活動を蔑視する。 Palin女史は自らのfamily storyにかなりの時間を割いて、庶民の…
共和党は女刺客をObama民主党に放った。Sarah Palinさんは闘女だ。Barack Obamaを痛烈に叩き、なで斬った。スピーチ・ライターがいるにせよ大変な論客である点は間違いない。 今日、現VPであるD. チェイニーがグルジアを訪問した場面がTVに映し出されたが、…
アラスカ州知事Sarah Palin女史の副大統領指名で共和党保守派勢いづいている。St. Paulでの全国党大会で「イラク戦争継続」「アフガン増派」「人口避妊禁止の法制化」「移民の受入れ規制」など、次々とタカ派色政策綱領を採択してしまった。一匹オオカミの中…
昨夜のPremier Fukudaの突如の辞任表明にビックリ。支持率30%弱を低迷、内圧に屈したのだろう。当人は決然たる意思表明のつもりだろうが悔しさが漂い、いささか哀れを誘う。 “海外からも驚きの声”と邦紙は伝えているが、驚きと戸惑いを隠していないのは中韓…
防災の日である。首相は東南海・南海大地震を想定した防災・避難シミュレーションを宣言した。 米国では防災訓練どころではない。大型ハリケーンGustavがメキシコ湾岸に迫っている。三年前のKatrinaより大型、カテゴリー4。最大風速60mを超えているという。…