「・・一座」の巡業にディベートは聞かれず

自民党総裁選も盛り上がりも見られぬままフェードアウトを迎えそうだ。最初から最後まで、5人の役者が仲良く連れ立ち代わる代わるマイクを握って冴えない演説。呆れたたスタイルだ。「・・一座」の地方巡業にディベートを期待するのは無理だろう。

海の向こうの大統領選はいよいよ目が離せない。破綻の衝撃が走る米金融界をいかに立て直すか。この最大の国内問題をめぐり民主・共和両候補の打ち出す政策が注目されよう。
米国経済研究員は「米国の国民経済は、金融システムの人質となっている」と分析し、乱脈きわまる金融界が失態を演じるごとに国民経済がその穴埋めをしていると批判、適切な規制を求めている。
金融混乱の元凶は規制緩和路線にあり、共和党政権が推進してきた市場経済主義にあるとみられる。
いよいよ今週金曜日(現地時間)Obama/McCain両候補による第一回TV討論が行われる。1つの言葉、1つの論調が世論を動かすdebateだ。
どこかのtable talkとはワケが違う。
Barack Obamaは当初の“Change We Can Belive In”のキャッチフレーズを“The Change Our Country Needs”に変えている。