2009-02-01から1ヶ月間の記事一覧

胡散臭い「英検」「漢検」

TOEIC, TOEFLに押され気味の英検(実用英語技能検定)だが、2-3級を10人以上の生徒が受験する学校は自校を試験会場として実施できる。 この機会を悪用し、送られてきた問題用紙を事前に開封し、出題される問題を見て、同校の受験生に単語の解答などをプリント…

難問への挑戦を高らかに掲げるBarackとHillary

President Obamaが2009年度Nobel Prize平和賞候補の1人に名を連ねたという。ストックホルムの選考委もちょっと気が早すぎるのじゃないかネ。 そのObama氏の下院における初の施政方針演説の一節。教育問題に触れたくだりはこうだ。 “It will be the goal to …

首脳会談に周囲は冷ややかか-時期が悪すぎる

“President ObamatがThe White Houseで最初に行った外国首脳はPremier Aso”と感激して片道12時間以上もかけてワシントン入りした我が国首相。会談はわずか1時間余り、共同記者会見もなければ招待されながら夕食会もなしと異例ずくめでお仕舞いだ。 President…

学長選考-“意向投票”最下位得票者が学長に!-国立T大学の怪

学長選で教職員による“意向投票”なる選挙を実施している国立大学法人がある。北陸のT大だが、奇怪な出来事で大揺れだ。 学長選立候補者3名中、教職員の投票で最下位の現職学長が何故か再任されたという。 この“意向投票”というものだが、同大学長選考規則で…

(続)いつまでも向き合わなければならない言葉

加藤周一氏著【常識と非常識】(かもがわ出版)を再読。 その≪前口上≫が胸に突き刺さる。 「シャンソン歌手の石井好子さんが語っていた。地雷で片足を失ったカンボジアの少年が『希望は』と聞かれ、『もう一本の足を失わないこと』と答え、石井さんは胸を突か…

加藤周一さんとお別れしても≪再読しいつまでも向き合わなければならないそれらの言葉≫

昨年暮れ他界した加藤周一氏の「お別れの会」が昨日都内で開かれた。約1000人が戦後を代表する知識人《知の巨人》をしのんだ。 弔辞のなかで大江健三郎氏は『(自分の)死まで再読するものとして加藤周一の著作と向き合っている」と述べた。また作家の水村早苗…

Canon 'cannot' be fair!--大痛県・派遣切り

昨秋、非正規従業員約1200人を大量解雇して問題視された大分Canonが、これまで「雇用機会拡大」の名目で多額の補助金を受けていたというからビックリ。さらに唖然とさせられるのは、県がCanon新工場を計画、同社にさらに20億円にも上る補助金の恩恵を与えよ…

じっと我慢の脇役--“啼くまで待とう不如帰(ホトトギス)”?

Hillary Clinton長官のアジア歴訪の旅は中国訪問で締めくくりとなる。どこへ行ってもこぼれるような笑顔で相手の話しに耳を傾ける姿勢は好印象で評価も高い。その一方で北朝問題に対しては表情を引き締める。これがスマート・パワー外交の表れなのだろう。 …

酔いどれが水をさした

都内に花が咲いたようなHillary Clinton女史の来日も、酔いどれ財務相の醜態辞任による我が政界のドタバタ騒ぎに話題をさらわれ、水を差された格好で終わった。スマート・パワーを売りモノに、鳴りモノ入りでやって来たClinton長官も、日米同盟強化を謳いあ…

駄洒落のレッスン

記者-「定額給付金をめぐって3分の2採決を強行する国会が開会され た場合、k元総理は欠席すると仰っていますが・・」 自民国対委員長「アソウですか」 記者-「ポストAsoに農水大臣の名前が出ていますが・・」 農水相-「イワバを登るのはもうコリゴリだ。イシ…

里親に喝采!

親交を深めて35年になる、親戚のようなfamilyが海の向こうにいる。 お付き合いは我が家族・一族三世代に及ぶが、そのルーツというべきOld Mamは85歳、いろんな病を克服し、信仰厚きまさにボス的存在だ。子供が七人、孫・曾孫・曾曾孫と何と五世代家族だから…

外遊もいろいろ

President Obama人事の目玉であるHillary Clinton国務長官のアジア歴訪。初の外遊地になぜか日本を選んだ。 Hillary女史は、今から10数年前のClinton政権時代、first ladyとして訪日したが、今は90年代とは情勢が違う。当時はアジア金融危機の時代だったが、…

“Buy American”とは保護主義か・・?

議会を通過した米国の「景気対策法案」に“Buy American(米国製品の購入)条項”が盛り込まれていることで、G7で懸念が広がった。世界経済・国際貿易に保護主義の動きを加速させかねないからだ。 が、The NY TimesのWeekly Review最新号を注視すると、著名なマ…

晩春・初夏のSaint Valentine Day

ただいま夜の8時半だが、都心の気温が18℃だというから、天気予報士もただ驚くばかり。観測史上最高、晩春を思わせる陽気の中のSt.Valentine Dayだ。 二月は如月(きさらぎ)、別名≪衣更着≫とも書いたと言われ、着物をさらに一枚重ね着する寒い時節。なるほど…

哲学の定義はあるの?

近頃、大学で心理学を学ぶ人が増えている。いまのご時世からみればうなづけるが、哲学となるとどうか。 大学時代ボクは美学が好きだった。美学は別名“芸術哲学”とも呼ばれた。でも、哲学は履修したものの興味を持てなかった。 Maxim Gorky(マクシム・ゴーリ…

「映像翻訳」講座って何のこと?-レッスン5ヶ月で放送翻訳のプロになれるって・・!?

映像翻訳者とかメディア・トランスレーターなどと称する仕事は、昔なら字幕スーパーやアテレコ翻訳者のことだろう。この種のプロを養成すべく、春期生の募集広告が日本の英字紙にデカデカと出ている。 キャッチフレーズは「あなたの語学力を活かすもう一つの…

“経済危機について互いに自分の体験を語ろう”-Barack Obama親衛隊の訴え

President Barack Obamaが就任後初の記者会見に臨んだ。7分26秒の冒頭発言。内容はもっぱら未曾有の経済危機、ほぼ60万人に及ぶ先月の雇用喪失にいかに対処すべきか。 “My bottom line is to make sure that we are saving or creating 4 millions jobs”(最…

日本のpart-timerの雇用問題の悩みはfull-time

Morgan Stanleyの日本担当チーフエコノミストRobert Feldman氏は次のように語っている。 「日本人の多くが臨時職を選ぶのは、正社員に求められる様々な労働義務を免責されるからだ」 「つまり、日本特有の終身雇用制の罠に陥りたくないものだから、こうした…

中学と高校生活との違いは何かを考える

年々、中高一貫校が増え、ブランドの(国公私立)中学入試に親子が血眼になっている。そうしたこんにち、中学と高校の違いは何かなどという問いかけは愚問かもしれないが、明日から都内私立高校の一般入試が解禁。推薦入試は1月下旬に終わり、すでに進学する高…

いかなる強制も虐待(残酷行為)を許す余地はない

Charles Guthlie(チャールズ・ガスリー)元英軍参謀総長がGuantanamo捕虜収容所の閉鎖を命じた米軍最高司令官Barack Obamaを称賛した。 拷問に終止符を打つことになるからだ。この英断は前政権時代に世界の目から消え失せたアメリカの国家としての合法性を再…

“好きな道を探せ”というが“個人はどこへ・・?”

前世紀末、≪21世紀への視座/100人インタビュー≫のなかで、作家MR氏が『個人はどこへ』と題して語っている--- 「・・ボクが『危機感を持て』という時の『危機感』にしても、ボクは欧米流に前向きに使っていますが、日本では危険性とか否定的意味合いが強いん…

≪続≫「常識」--AIG. Bank of America, Citygroup, 3 major autosにpay capしないのは何故

President ObamaがThe White Houseの玄関で厳しく叱責した。 「我々は誰もが責任を果たさなければならない。かしこまって国民に頭を下げた大手金融界の幹部も例外ではない。経営危機に陥りながら、慣行などと称して贅沢三昧の報酬を懐に入れるなど論外だ」 …

Commom Sense(常識)

国民の血税をもとに政府から支援・救済策(bailout)を受けながら、厚顔無恥にも巨額の報酬を得ている金融界の経営陣にPresident Obamaが鉄槌を下した。報酬を減らす規制強化策を発表。救済額が大きい金融機関の幹部の年俸を頭打ちにし、上限$50万(約4500万円)…

“安物買いの銭失い”というが・・

営業損益が赤字転落に陥り、非正規従業員を中心に大量の人員削減に走る大手自動車業界や家電メーカーなどを尻目に、安売りファースト・フード店や某飲料食品メーカーは大儲け。社長さんも思わず笑顔の記者会見だ。 偽装管理職の店長さんを配置して訴えられ、…

財界ボスのメディアいじめ

米有力紙が広告費収入の大幅減によって業績悪化に陥りページ数を減らしたりするなど悪戦苦闘しているが、我が国とて同じだ。 さらに憂慮されるのは、こうした広告費の先細りに喘ぐ各紙の現状を逆手にとって、大手企業や財界のボスたちがメディア“イジメ”を強…

Aflican-Iraqis(アフリカ系イラク人)も“Yes, we can too”

米国の最高指導者に君臨したBarack Obama氏に鼓舞され、8人のアフリカ系イラク人が政界への進出を目ざしている。イラクで初の黒人国会議員が誕生する。 男性5名、女性3名。選挙戦の場はバスラ(Basra)地方南部、マイノリティである黒人が大半が住む地域だ。候…