いかなる強制も虐待(残酷行為)を許す余地はない

Charles Guthlie(チャールズ・ガスリー)元英軍参謀総長がGuantanamo捕虜収容所の閉鎖を命じた米軍最高司令官Barack Obamaを称賛した。

拷問に終止符を打つことになるからだ。この英断は前政権時代に世界の目から消え失せたアメリカの国家としての合法性を再構築するものだ。
「President Obamaは米国の誇るべき歴史上、これまでの恥ずべき一時代を過去のものとして捨て去った」とGuthlieは述べ、そのうえで、「拷問は無防備の者に対する暴力であり、肉体を痛め魂を砕く行為だ。もはや後戻りしてはならない。リンカーン大統領が『いかなる必要性があろうとも虐待行為は許さない』と戒めている」とコメントしている。
かつての英国軍トップのGuthlieは付言する。「拷問は、残忍な犯罪であるばかりか兵法としても愚劣だ」
“Cruelty is fed, not weakened, by tears”
(虐待行為は、涙を流すことによって弱まるどころか、増殖される)
紀元前1世紀のラテン作家Publilius Syrusの箴言である。