2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

[経済][国際情勢]凜としてChristina Fernandez 我が国の雇用動向は改善の兆しがみられない。総務省の最近の労働力調査結果は暗い。6月の完全失業率は5.3%、前月に比べ悪化。とりわけ酷いのが15歳〜24歳の雇用情勢だ。11.1%の失業率、前月比0.6%高くなってい…

口が災い・・troublemaker?

一昨年JPBの日本シリーズを制し、選手と共に歓喜していたSeibu LionsのOhkuboコーチ。若手の力を引き出す指導力に定評があり存在感も抜群。Watanabe新監督からもその手腕を買われていたはずなのに、シーズー・オフに暗転。知人女性に怪我を負わせてコーチを…

閑中忙あり--Return from a business trip in wet Gold Cost.

玉置弘さんじゃないが“一週間のご無沙汰でした”。 Gold Coastから昨夜遅く帰国。この時季の南半球への旅は、傍から見れば“避暑にはいいですね”てなことになるが、現地で長期滞在すると猛暑の日本に帰ったあと時差ボケならぬ季節ボケになるのが通例だ。 これ…

遠慮しながらも言うべきことはしかっかり言う人

昨日20日A紙連載の『定義集』の表題は≪井上さんが遺した批判≫。そのなかで大江健三郎氏は「(井上さんの)メモの脇には、この深夜、三度の目ざめがあったことも記されています。苦痛がなかったはずはありません。そうでなければ、私が息子にどのように和解を…

見たくないが見るべき真実−−The Hurt Locker

炎暑のなか10時頃飯田橋の名画座にでかけた。3〜4年前に『善き人のためのソナタ』を見に出かけて以来久々だ。東西冷戦時代、東独が置かれていた監視社会の実像を克明に描いた秀作。アカデミー賞外国語映画最優秀賞を受賞した『善き人・・』も日本での公開期…

一葉礼賛−夏子は強かった

24歳で労咳により早世した樋口一葉。近代日本の女性職業作家として歴史に名を残した。本名は奈津。なつ子、夏子とも称する。 「女史の小説に就ては、たけくらべを読むまでは余り多く感服せなかった」と評した幸田露伴の一葉観が面白い。 ○故樋口一葉女史は一…

あいさつも口上も所作も、源は心ばえ

仕事柄、若者をしつける身にありながら、我が家ではかみさんや子供たちに躾けられている。面目ない、みっともない話だが、帰宅すると途端に心ばえが崩れてしまってだらしなくなるから仕方ない。 あれだけ父露伴に躾けられた幸田文さんも、挨拶は苦手だったと…

National Teamの凱旋は国難の救世主?

FIFA World Cup Champion、Spain National Teamがhomecoming。数十名の空港従業員がイベリア航空をお出迎え、コックピットの窓からスペイン国旗が翻る。遠くからタクシーのクラクションが耳をつんざく。フライトの胴体には横断幕“Proud of our National Team…

両雄の涙

The NY Times comはFIFA World Cup Championshipの各種のPlay Rankingsを発表した。 Passes、TouchesともSpainがDutchの2倍の数、両方ともSpainの司令塔Xaviが断トツだ。 イエローカードは両チームあわせて14枚(内1枚Dutchにレッド・カード)、そのうち9…

一寸先は闇

昨夜から今朝にかけてTVはHouse of Councillors electionの垂れ流しNewsで一色だった。今日の朝刊一面は“民主敗北 衆参ねじれ 首相続投「消費税説明が不足」”との大見出し。与党過半数割れでDPが第一党となり“Your Party”『みんなの党』なる新党(珍党)が大…

晴れぬ霧

霧が晴れぬまま大相撲名古屋場所(The Nagoya Grand Sumo Tournament)が明日初日を迎える。 NHKがTV中継を自粛するという。まだTVが民家に普及していなかった50年代初頭、夕刻になると大人も子供も街の電気屋さんや蕎麦屋さんに群がったものだ。双葉山が引退…

The Fog of War---戦場は五里霧中−

Vietnam Warの実相を記録した“Hearts and Minds”の主なStarring(登場人物)は12名だったが、<主演>と云えば、Daniel EllsbergとWilliam Westmorelandだろう。 最高時50万人以上に及ぶ米軍を率い、敵の打倒を目指す策敵撃滅(Search and Destroy)戦略を展…

Dalai Lamaのthe three's R's

ダライ・ラマが昨日7月6日、75歳の誕生日を迎えた。亡命中のインド、Dharamsalaは誕生のお祝いに沸いた。 50年前の中国当局によるTibet弾圧に抗議してインドに亡命政府を創立以来、世界に発信するDalai Lama14世の言葉は無視できない。 誕生日の昨日も次のよ…

'米国外交のphrase−“hearts and minds'は邦訳は無理?

Vietnam Warが終わって35年になるが、その間ボクにとって気になり、なんとしても観たかった記録映画が“Hearts and Minds”。 Vietnam Warの実像に迫るこの作品は1975年アカデミー賞最優秀長編ドキュメンタリー映画賞を受賞したものの、米国では一般公開の是非…

FIFA World Cup余話

Diego Maradonaは、Kloseの2ゴールなどによりGermanyに0-4惨敗後、自らの今後のことについて即答を避けた。家族やチームや選手たちと相談しなければならないという。 一方、Netherlandsに準決勝進出の道を阻まれたBrazilはどうか。たちまち同国サッカー連盟…

South America“ああ無情!”

怒濤の南米諸国パワーに驚嘆した2010 FIFA World杯がこの二日間で暗転した。 “Don't call the Dutch underachievers anymore“(もはや力を出せないオランダ・チームなどと言うなかれ)とAP通信。 過去五回のWorld Champion、世界Rankingトップの最優勝候補Br…

試されるのは、追悼文・弔辞の内容

4月に他界した井上ひさしさんの「お別れの会」が昨夕催された。 文学・演劇関係者ら1200人が参列した。遺影の前には、『遅筆堂』と自ら称した井上さんの全著作、約400冊が並べられた。 同じ東北生まれの作家、『挨拶はむずかしい』の丸谷才一氏が弔辞の中で…