両雄の涙

The NY Times comはFIFA World Cup Championshipの各種のPlay Rankingsを発表した。

Passes、TouchesともSpainがDutchの2倍の数、両方ともSpainの司令塔Xaviが断トツだ。
イエローカードは両チームあわせて14枚(内1枚Dutchにレッド・カード)、そのうち9枚がNetherlands。
Ivica Osim(前日本代表監督オシム氏)が「美しく華麗なサッカーだったとは言えないが内容だったが、1つの勝負のあり方としては見るべきところの多い決勝戦だった」とコメントしているが同感だ。

某サッカー・ファンがコメントとしている−−−
“This game is nothing like the squeaky-clean Spain-Germany semifinal, where it took 26 minutes for the first foul to be called”(素晴らしく綺麗だったスペイン対ドイツの準決勝に比較にならない粗っぽい決勝戦だった。準決勝では初めてファウルの笛が吹かれたのは試合開始26分経過した後だった)
85,000人及ぶ観客に混じり貴賓席で自国を応援していたSpainのJuan Carlos国王は絶賛する−−“You are an example of sportsmanship, nobility, good play and team work”(スポーツマンシップと品位、フェープレイとチームプレイ、これらの範を示したくれた)
「決勝戦をぶち壊したのはオランダ・チームがワールド杯で最も汚いプレーヤーがいるからだ。Mark von Bommelなど暴徒のようなヤツだ」
大荒れの気味の決勝戦の救世主はNetherlandsのエース・ストライカーArjen Robbenの必殺シュートを阻止したSpainのゴール・キーパーIker Casillas、そしてNetherlandのキーパーMaarten Stekelenburgだろう。
CasillasはSpain Teamの主将でもある。歓喜の勝利後、涙に暮れる姿が印象的だ。



「Spainの優勝は世界のサッカーにとって喜ばしい結果をもたらす思う」と語るOsim氏はNetherlandsは「ゲームを壊す」というやり方で主導権を握ろうとしたと言う、そのうえで同氏は「『ゲームを壊す』ことで乱戦に持ち込む手法は、美しくないし、本来のオランダらしくもないが、現実的なアプローチだ。オランダの見事な点は、さまざまな戦術的選択肢をもっており、どれもうまく実行できる能力の高さだ。・・・オランダの戦術は途中まではうまくいっていた。スペインの清らかな泉を、オランダがかき混ぜ泥水にした。あるいは甘いデザートに、ワサビを大量にかけようとしたと表現すべきか。ただ、それは90分は機能したが、120分は続かなかった」と分析する。







オランダのファンマルウェイク監督は「美しい攻撃的サッカーを追って尊大になれば負ける」と選手に説いた。


一方オランダの荒っぽいプレイにパス回しで対抗し、勝利したスペインのデルボスケ監督は「優勝は美しいサッカーへのご褒美だ」と自賛した。

黄金色のW杯が表彰台に黒人女性によった運ばれた。

一ヶ月に及ぶ2010FIFA World Cup South Africaの閉会式にNelson Mandela氏が病身をおした車椅子で姿を現した。92歳。anti-Apartheidの闘士、偉大指導者にとって晴れの舞台だ。Mandela氏の存在がなければ、南ア大会は陽の目を見なかっただろう。