2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

頑張りようがない東北・ニッポン

先日、「ゆうちょ銀行」にでかけたら女子“行員さん”の制服の袖に≪がんばれ東北≫。MLBで活躍する松井選手所属のOakland AthleticsのホームグランドOverstock Com. Coliseumのバックネットに日本語でデカデカと「がんばれ日本」のAdvertisement Board。 “日本…

“まさか”と“またか”---“そこまでやるか!”in China

ノルウェイでまさかの惨劇。Nobel平和賞授与の都市オスロで犠牲者を悼む10万人行進が行なわれた。 人口480万人の国である。48人に一人がバラを携え犠牲者の追悼に集結した。首相が「みなさんはここに参加することで『民主主義にイエス』とはっきり表明してい…

スーパー・プレーヤーに学ぶ礼儀作法と日常性

The Nadeshiko Japanを漢字で書けば“大和撫子”(ヤマトナデシコ)となろう。ルーツは古事記や日本書記に登場する女神「クシナダヒメ」の異名であり、植物「カワラナデシコ」(河原撫子)の異名でもある。日本人女性の清楚な様子や美しさを褒め称える比喩とし…

能力と洞察力と不屈の精神ー花咲くnadeshiko plant

小柄で身体能力に劣る日本女子チームがW杯を勝ち抜くのは無理だとするのが大方の予想だった。この見方を見事に裏切った。 20年以上に亘り、サッカーW杯や五輪をレポートするThe Int. Herald Tribuneのcolumnist、Rob Hughes氏は“A team challenged for size …

両雄がGod Bless Japan

“Women's World Cup: Japan upsets U.S. in a penalty kick shootout to the championship”--The Washington Postのベタ記事の凡庸なHeadline。女子サッカーW杯の米国チーム敗北の悔しさを滲ませる。 USA Todayも悔しそうだ。Japan seizes the World Cup as …

悩ましいEU圏のSummer Holidays

日本の小中高は7/21から夏休みがスタート、期間は40日が通例だが、今夏は様変わりする。3/11の影響で、被災地に限らず、首都圏も大学の大半はsummer holidaysを短縮する模様だ。が、経産省とTEPCOから節電を求められている時節柄だけあって、当局も頭が痛い…

いつまで続くaftershock

昨日午前、仕事部屋でかなり長い揺れがあった。多摩地区は震度(seismic intensity=Japanese earthquake scale)は2だったが、案の定、震源地(epicenter)は三陸沖、7.3-magnitudeの広域地震、北海道〜近畿に及ぶ。専門家筋は3/11の余震(aftershock)はまだま…

放射能の邪悪さをボクたちは忘れていたのか?

本日A紙<読書>欄での同紙編集委員の指摘を待つまでもなく、近頃の書店には新刊の原発本が山積みだ。大半は3/11後に出た本だが、いま読んでいる3/11の現地ルポ『津波と原発』は別格だ。著者の佐野眞一氏が執筆の動機を語る。 「この話が編集部からきたとき…

笑いをつくるのが一番人間らしい仕事

「むずかしいことをやさしく、やさしいことをふかく、ふかいことをおもしろく、おもしろいことをまじめに、まじめなことをゆかいに、そしてゆかいなことはあくまでゆかいに」--昨年4月逝ってしまった井上ひさしさんの余りにも有名な座右の銘である。 哲学的…

これじゃ“Fault Line in Japan”だ

迂闊に夕刻外出するものじゃない。5時過ぎに予約しておいた駅前のクリニックに出かけた。待合室が汗ばむ。特殊な温度計が取り付けられている。28℃。薬局も薄暗い。駅の改札口も暗い。イヤに暗いと思ったら突然外は暗雲、否、風雲急を告げる。雷雨だ。夕刊を…

Nuclear Plantsの白日夢

Tepcoから学校あて節電協力要請が届いた。ペーパーレス推進中のところへ今度はパワーレスということか・・・。「適光適所を考えよう」「適温適所に知恵を巡らせよう」と今日のA紙社説は旨いことを言うが、喜んでいるのはTepcoを初め、国内に居坐るPower Plan…

原発難民---赤プリから追い出され芝プリでは押し切られ

60年代半ばの赤坂は威勢が良かった。東京五輪の64年仕事場が赤坂にあった。TBSが目の前に見える「水戸幸ビル」なるマンションに通って、TV外国映画の日本語版(吹き替えモノ)制作に悪戦苦闘していた。マンションという高級長屋が 登場しだしたのもこの頃だっ…