2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

Obama's Warsに出口無し?

Bob Woodwardの近著(今年7月初版)“Obama's Wars”を購入した。 The Washington Postの現副編集長Woodward氏。1970年代前半、Carl Bernsteinと共にThe Watergate Scandalを徹底追及し、74年8月President Nixonを辞任に追い込んだ駆け出しの記者として名を馳せ…

暴走するChina

尖閣諸島海域だけでなく南シナ海の南沙諸島海域についても領有権を頑として主張する中国。冷戦時代の残滓か、まるで帝国主義の如く領土欲を剥き出しにしている。またもや我が国の反中・嫌中感情を煽る結果となるのは目に見えている。中国国内においても当局…

“粛々と・・”とはなんぞや?

“Trawler captain returns home safe from Japan”(トロール漁船の船長、日本から無事帰国) 今朝のChina DailyのHeadlineだ。同紙は「すでに中国は高官レベルの交流を停止し、両国間の航空機の飛行拡大問題協議も延期」「中国からの日本への旅行者も激減。観…

中国人の本音は?

沖縄地検が拘留し取調べ中の中国トロール漁船の船長を突然するという。処分保留のままとは何か?唐突な感じは免れない。 NYでの温家宝首相の異例の「即時無条件釈放要求」や連日にわたる中国外務省萋瑜報道官による日本政府への抗議に辟易としたのか・・? …

Target Fieldに乾杯!

閑談ではすまされないが、まずこのところ気になる日中関係について−− 尖閣諸島の領有権をめぐり日中両国は一歩も引かぬ気配だ。中国の漁船がこの海域を航行。日本の巡視船に体当たりしたという“証拠”によって漁船の船長を拿捕し、取調べ中の日本に対し中国が…

誠実なフイルム−手造りの映画作法

黒澤明が他界して12年になる。今年が生誕100年である。 私見だが、クロサワ映画は1965年公開の『赤ひげ』で1つの大きな節目を迎えた。黒澤55歳のときの作品である。その4年後の69年、20世紀Foxとの合作映画『トラ トラ トラ』大作のメガホンを任されたクロサ…

≪これが米国か?≫--憂慮するNicholas D.Kistof

“Frankly, Muslim life is cheap, most notably to Muslims” 「はっきり言って、イスラム世界は安っぽい。それこそイスラム教徒を見れば明白だ」 これが米国のリベラルな月刊誌The New Republicの主筆Martin Peretz氏の今月のブログのコメントだから唖然とす…

党中党?−“お手並み拝見”と“ゴルフ三昧”

PM Kan reshuffles Cabinet(Kan改造内閣発足)。 PM Kanの「新成長戦略」の中身は企業減税や企業への奨励金などにより景気が良くなるという考えだ。経団連や経済同友会が歓迎するのは当然だ。新外交防衛計画はどうか。米国国務副長官(Deputy Secretary of S…

単語に敏感に、そして・・

常用漢字が新たに196字加わることになったが、PCやmobile phoneでの変換可能な今の時流に合わせたものである。新規の漢字には「(憂)鬱」や「(語)彙」など容易に書けない字が多く含まれているが、こうした難漢字を“使う”世代は20才代以下の若者が多いこと…

What's up in Saitama( どうした埼玉)?

DPJの代表選=PM争いも無難な結果で終わった。闇将軍がトップリーダーに踊り出る異変は避けられたようだが、国内外の目はシラケ気味だ。 韓国聨合ニュースの「PM Kan短命の危機脱す」が平凡だが的を射た寸評だろう。 ご祝儀相場か、Kan政権が≪6年振りの円売…

クロサワが存在した意義

他界したのがつい昨日のように思える黒澤明監督だが、今年が生誕100年目になる。この17日〜年末まで、国立近代美術館フィルムセンター展示室で『生誕百年 映画監督 黒澤明』展が行なわれる。 昨日の≪週間ブックレビュー≫で「黒澤明を読む」を拝見した。 黒澤…

洪水被害・熱中症−−被害者・犠牲者の背景に貧困・格差

七月のモンスーン時季に大洪水に見舞われたパキスタンのKhyber州Pakhtunkhwa。以来、先月半ばまでに被災者2000万人、死者2000人、避難者50万人に及ぶ。同国史上最悪の惨禍である。この洪水被害は隣国Afghanにまで及んでいる。 この7日、米女優Angelina Jolie…

内向き志向はいずれ破綻

“Our burning of the Koran is to call the attention that something is wrong”(コーランの焼却は何が間違っているかを世に問いかけるため)であり“As of this time, we have no intention of cancelling”(今のところ計画を撤回するつもりはない)と昨日ま…

Koran burning(焚書)の企み−そこまでMuslimが憎いか!

2001/09/11のWTCのTerror Attackの直後、多くの米メディアから“Remember Pearl Harbor ”の再来だという声が流された。 1941/12/08の日本軍にる真珠湾急襲の直後、米FBIは日系人指導者の収監を始め、二ヶ月後強制収容と突き進んだ。日本人憎しだ。この歴史に…

国難もいろいろ、隔靴掻痒

USの景気低迷と好転しない雇用情勢に対し、Obama政権が二つの大胆な対策を提示した。 “Obama to Propose Tax Write-Off for Capital Investments” “Obama Offers a Transit Plan to Create Jobs” 双方ともThe NY Times com、最新のHeadlines。President Obam…

Middle East Peace Talks(続)--超難問に直面するDem.政権

Bill Clinton氏がArafat議長とBarak首相をCamp Davidに招き、中東和平交渉を推進しようとしたのが丁度10年前の2000年だ。 今回このPeace Talkの実務的仲人を国務長官Hillary Clinton女史がつとめているのも何かの因縁だろう。 日本では、猛暑のなかDPJの代表…

ObamaのDem.に逆風はなぜ?

DPJの代表選、即Japan PM選びは酷暑のなか舌戦?が繰り広げられている。 O氏が「経済対策二兆円を直ちに」といえばK氏は「雇用増大」と訴える。 本日の紙面は“若者の就職難深刻”“未就職卒業者数急増”“景況感、8ヶ月振り鈍化−円高進行などが影響”とある。 が…

酷暑のあとは厳寒・・Obama Administrationも思わぬ気象変動?

今夏は「残暑見舞い」どころではない。“いつまで続くこの猛暑”−いま誰もが頭を抱えているのはこの異常気象だ。 本日の某紙は≪地球酷暑≫≪各地で平年大幅超過45℃も≫と北半球の異常高温を伝える。モンゴルで最高気温が平年より11度も高い30℃。ロシア・オムスク…

65年前、9/1は雨、9/2は曇だった

今夏のTV特番に終戦65年特集が目まぐるしく登場した。 戦争の悲惨さ残虐さを戦争を知らない世代に語り継いでゆくための意義はあったと思う。 8/15は第二次大戦の終結日ではない。日本が一度“黙殺”した「ポツダム宣言」を受諾した日であり、真のCease Fireは9…