2009-04-01から1ヶ月間の記事一覧

JCPのPresident Obama宛て歓迎の書簡は“就任100日記念日”への祝意・・

President ObamaがThe fist 100 daysを迎えた。米国民69%がその政策・姿勢・行動を支持。自国が良い方向に向かっていると答える国民が5割を超えたという。何年ぶりのことだろう。 が、Barack Obama自身は自賛するどころか、満足していない。“I'm not a mirac…

“・・・インフル”ってなーに? それを言うならフルー(flu)でしょう

このところ新聞・TVとも我が国メディアのヘッドラインは“・・インフル”ばかりだ。 ≪豚インフル警戒度4≫≪新型インフル宣言--WHO≫≪豚インフル感染拡大≫≪新型インフルでGW厳戒≫等々。インフルエンザを略して“インフル”と称したつもりだろうが、そいつはマズイ…

Boys Never Be Ambitious(男子よ大志を抱くなかれ)? 安定志向急増!

つい最近まで「自分に向かない仕事なら直ぐ転職する」、変わり身の早い新卒男子が多いと思っていたら、ここへきて俄かに逆転現象が起きているという。転職志向の激減、背景に雇用情勢の悪化がある。転職や再就職が難しいという認識が若者のなかで広がってい…

正座のシビレで話もはずまない・・・

ボクは正座が大の苦手、法事の日など時と場もわきまえず、最初から足を崩して胡坐をかかせてもらう。家に来客があり、和室の居間に通すと、相手が男女を問わず、「足を崩して楽にしてください」とまず勧める。なんのことはない、自分が正座するのが嫌だから…

Ojuken世界でヒートアップするexam hell--二年間で2,000万円以上投資

少子化が進むのに、未就学児のなかでexam hell(受験地獄)が過熱化している。この日本の異様現象に米紙Christian Science Monitorが注目。 2歳-6歳の幼児を超名門小学校に入学させようと狂奔するいわゆるOjukenファミリー。入試倍率は25倍、受験勉強に2年間か…

(続)In Cold Blood「冷血」=“事実×小説”

In Cold Blood「冷血」の副題はA True Account of a Multiple Murder and its Consequences(一家皆殺しとその帰結の真相)とある。ノンフィクション・ノベルの真骨頂というべきだ。 著者Truman CapoteはAcknowledgements「感謝の言葉」の冒頭部で次のように語…

こんにちでは日常の風景となってしまった“In Cold Blood”

42年前、Truman CapoteのIn Cold Blood『冷血』の邦訳初版本を夢中で読了した。読後の衝撃が忘れられず、すぐに原書を買って読みだしたが、300頁以上に及ぶ長編でもあり、悪戦苦闘し読み終えるのに難儀した。 いま改めて、訳本に折り込まれていたチラシの梗…

話術を超えて“ハナシは人なり”

最近、人前で話す機会が増えた。ノンフィクション作家Kさんが某誌5月号に掲載したエッセイ『講演の名人になるには』が面白い。 ボクも雄弁・能弁ではなく、訥弁の方だが、お蔭でどうすればうまく話せるかを考えることが多い。 Kさんがエッセイにおいて徳川夢…

“まくら”は落語の“素粒子”

枕(まくら)は落語のイントロだが、小三治師匠ののま・く・らの右に出る噺家はまずいない。 「小三治さんのまくらは、ちょうど若い人向きのエッセイストの文章みたいな、ところと私の好きな、昔ながらの『江戸っ子』的美学みたいなものが、渾然一体となってい…

No, I think it is an imposter.

imposter「いかさま師」とドギツイ。ボク自身よくわからないが、Yesの方に○をつけた。

Yes, that's the dog.

颯爽とデビューのファースト・ドッグ(the First Puppy)--その出自は?

President Obamaに劣らず、Presidential Petがホワイトハウスに颯爽とデビュー。 正式デビュー前にThe Washington Postの一面トップ記事を飾るかと思えば、その前にWeb Siteに流れされるほどの超著名人扱いだ。Obama氏が思わず「スターの素質がある」と賞賛…

「なんもかもわやですわ、ニッポンの政治屋はん」

辛口で爽快な論評『なんもかもわやですわ、アメリカはん』の著者米谷ふみ子さん。生まれは大阪、1960年に渡米し、今もロス郊外で暮らしている芥川賞作家だが、日本がとても気になるようだ。 地元のケーブルTV, MSNBCのニュース番組に東洋人男性の朦朧とした…

高校は中学の延長線ではない--集団の効力が個人の力を引き出す

特に私学がそうだが、中高一貫校が増えてはいるものの、中学と高校は明らかに違う。中学生は10代前半、高校生活は10代後半だ。 普段の学習環境の中心舞台はクラスだが、その学級集団の在り様が個々の生徒の学習活動を大きく左右する。 「たとえば、授業は、…

映画ロケ地に人気沸騰の庄内地方--が、憂色の米作農業

山形県庄内地方をロケ地とした映画が続々ヒットしている。 庄内ロケのきっかけは山田洋次監督の『たそがれ清兵衛』。原作は言わずと知れた鶴岡市出身の藤沢周平さん、庄内藩がモデルとなっている。その後の『蝉しぐれ』『隠し剣鬼の爪』『山桜』もそうだ。そ…

挨拶で使う口上は難しい

丸谷才一氏じゃないが“挨拶はたいへんだ”。 父露伴に暮らしかたを徹底的に躾けられた幸田文さんも挨拶は苦手だったと述懐している。 「挨拶は苦手である。ちゃんとうまく言えたなどという記憶は一つもない。そのかわりといってはへんだが、まずい挨拶をして…

目に余る家庭での躾の差

通勤電車内で新聞を読む大人がますます減りつつある。子供・若者の活字離れなどと偉そうなことをノタマウ資格はない。朝の地下鉄は居眠り族が大方。それ以外は携帯メールのラッシュだ。我が国の地下鉄はNYのsubwayやLondonのtubeなどと比較にならない安全地…

小三治の噺の味をじっくりかみしめたい

家での夕食に時間をかけて楽しまなきゃと思っているものの、バタバタと済ましてしまうクセが抜けない。 小三治師匠が言っている。 「志ん朝さんとイタリアに旅行して、思ったのは『人はモノを食べることによって、幸せを感じてもいいんだ』ということでした…

“情けはひとのためにはならず”だって?--TVのナレーションやリポーターの日本語にご注意!

故江國滋さんが“ことばのくずかご”と題して「日本語に八ツ当り」している。 「日本の経済援助でエジプトに多目的ホールが完成して、こけらおとしに歌舞伎が上演されたというニュースのナレーション。 『中東初めての歌舞伎公演とあって、カイロの人たちにわ…

格好だけつけた偽敬語は不愉快-磨くべきは“心の言葉”

「敬意を示したいと思ったら、敬意を持つことのほうが大切で、格好だけをつけたような形骸化した敬語が溢れかえっている」 金田一京助さんのお孫さんの秀穂さんは「僕は祖父の京助からは、言葉とその裏にある真心や誠実さが大切だということを学んだ気がして…

核廃絶は『道義的責任』--President Obama's speech in Pragueの吟味された決意の言葉を読む

President Obamaがチェコ、プラハで「核兵器を使用した唯一の核保有国として、米国には行動すべき道義的責任がある」と明確に決意を述べた。米国大統領として初の核廃絶宣言である。 この部分の邦訳は以下の通り--- 「核保有国として、核兵器を使用した唯一…

求められる未来の大人(若者)の“new era of responsibility”

大正時代の最後の年に創立された80数年の歴史を有する学園・高等学校の入学式で新入生を前に訴える。 「今から70年、80年前の学園創立当時の君たちと同世代の若者たちはどうだったでしょうか。10代後半の当時の若者たちは自分の意思で自分の未来を、進むべき…

「未来からやってきた留学生」に期待したい

カジノ経済のツケは重く、世界同時不況、戦後未曾有の経済・金融危機からいつ抜け出せるのか短観も長観もない。専門家筋も見通せないのが本音だろう。 そうした中で入学式のシーズン到来だ。 高校の入学式、新入生に向かってボクは次のことを投げかけたい。 …

今はEmperorの聖断はおろか英断もタブー?・

ひと頃、松本清張の歴史モノを夢中で読んだ。早いもので清張没後17年になるが、死人に口無しで、亡くなった途端、いわゆる清張史観に大きな疑問符を打つ識者が続々と現れた。とはいえ、清張モノは今も売れ行きは悪くない。 『対談昭和史発掘』(文春新書)が面…

Barackを凌ぐMichelleの言葉--“Never cut school”(学校を怠けてはダメ)

President Obamaの初外交に同行したMrs ObamaのMichelleさんの飾らぬ社交と言葉が際立つ。 Queen Elizabethに面会したMichelleさん、外交儀礼上Untouchableの女王の背中に手を回して親愛の情を表現。英国メディアはビックリし喧々諤々とか。 が、英紙Indepen…

懐かしい“お使い”・・「何をお包みいたしましょう」

昼食のあと、桜餅を一個食べた。北海道十勝産・小豆・国産もち米使用のつぷあん。消費期限が2日の関西風だが、結構おいしいモノだ。 ボク自身もそうだったが、もう嫁いでいった娘たちにも、子供のころよく駄菓子屋へお使いに行かせたことがある。いまは孫娘…

本気で変わろうとする米政権、思考停止の我が国財界

未曾有のeconomy crisisとアフガン・イラン・中東などをめぐる超難題の国際情勢を前に、新たな政策を懸命に模索するObama米政権。クリントン国務長官が「対テロ戦争という言葉について、オバマ政権は使わない」と語った。ブッシュ前政権による負のイメージを…