小三治の噺の味をじっくりかみしめたい

家での夕食に時間をかけて楽しまなきゃと思っているものの、バタバタと済ましてしまうクセが抜けない。
小三治師匠が言っている。

志ん朝さんとイタリアに旅行して、思ったのは『人はモノを食べることによって、幸せを感じてもいいんだ』ということでした。日本では、食事に時間をかけるのはもったいない、時間があれば落語の稽古や音楽も聴けるはずだと考えていました。イタリアでは、夕食に四、五時間もかける。それからだね、私も食い物のうまさを求めるようになったのは。その結果、塩・砂糖・コショウなどの味わいもわかり、噺のかみ砕き方がまるで違ってきたのです』
イタ飯・パスタ料理で四、五時間ももつかな?
Q:文科省の教育方針が、学力偏重でいびつな状況を生んでいますが・
『そうだよ、根本から直してほしい。そのためには、教育官僚を“全とっかえ”してもらいたい』
Q:総入れ替えですね。
『そんな官僚のいいなりになって、その場その場を取り繕っている政治家が多いや。冗談じゃない。落語をもっと聴きなさい。八さん、熊さんの暮らしや意見に耳を傾けりゃ、恥ずかしくていまのような政治をやっていられない。政治家も総入れ替えだ』
近づくはずの総選挙。自民も民主もない。いまの政治屋さんを本物の政治家と総とっかえできないか・・。