日本のpart-timerの雇用問題の悩みはfull-time

Morgan Stanleyの日本担当チーフエコノミストRobert Feldman氏は次のように語っている。
「日本人の多くが臨時職を選ぶのは、正社員に求められる様々な労働義務を免責されるからだ」
「つまり、日本特有の終身雇用制の罠に陥りたくないものだから、こうしたパートの仕事を選んだワケだ」
「彼らの希望は、正規社員のごとく、夜間勤務をさせされたり、ボスの意のままに仕事をさせさられたりすることなく、早く仕事を切り上げ帰宅することであった。そのことが、こうした雇い止めや首切りの結果につながろうとはおそらく認識していなかったようだ」

Robert Feldman氏は日本特有のpart-timerに常時つきまとう雇用不安の悲哀をこのように指摘しているが、経済不況がさらに悪化すれば、正規労働者とて安閑としていられない。すでに日本のトップ大手30企業は正規従業員の早期削減を発表している。
“日本も大量解雇時代に突入。正規従業員も最悪の事態を覚悟すべし”と某週刊誌は警告している。