首脳会談に周囲は冷ややかか-時期が悪すぎる

“President ObamatがThe White Houseで最初に行った外国首脳はPremier Aso”と感激して片道12時間以上もかけてワシントン入りした我が国首相。会談はわずか1時間余り、共同記者会見もなければ招待されながら夕食会もなしと異例ずくめでお仕舞いだ。
President Obamaが施政方針演説を控えていたためか、国際社会はもとより米メディアも注目は首脳会談など振り向きもせず、施政方針演説に集中した。なぜこのような日をわざわざ選んで米日首脳会談を行ったの?
米側の冷ややかな反応の裏側を探ってみたくもなる。
Premier Asoの訪米を紹介した米紙The Washington Postも冒頭から「Aso Taro首相について、ほとんどの日本国民は、政治家失格者が訪米するとみなしている」とドギツイ。そのうえで「就任して半年もたっていないが、すでに戦後最悪のヘマ続きの不人気者だと位置づけられている」として、支持率15%を下回っていると紹介するありさまだ。また某通信社は「Premier AsoとPredident Obamaの最初の会談は、おそらく最後のものとなろう」と報じている。

一方我が国左翼系機関紙は「オバマ大統領は就任演説で『米国は平和と尊厳の未来を求めるすべての国々、すべての男女と子どもの友人である』と述べた。それならば、日本国民の声にも耳を傾けるべきだ」と論評・批判しているが、それは無理と云うものだ。lame duckに近い不人気のPremier Asoに≪日本国民の声≫を代弁するなんてことを期待する方がオカシイ。