環境問題

President Obama,Oval Office初のTV演説−BPに賠償請求

歴代大統領はOval Office(大統領執務室)から国民に向けてTV演説を行なうときは戦争開始時などに限っていた。 今度のBarack ObamaのOval Office Speechはメキシコ湾の原油流出が国家的危機であり、これの防止に不退転の決意を示す狙いがある。 oil spillにつ…

自然に対する畏敬

Vancouver五輪がはじまった。B.C州最大の都市であり、移民の街とも呼ばれている。ボクはカナダについては不案内だ。 7年前の夏、一週間ばかりPrince GeorgeというB.Cの地方都市(田舎町)を訪れたことがある。 Vancouverから国内線で約1時間のところにある。…

政治合意のCopenhagen Climate Talks(COP15)は法的拘束力なく“Take Note”(留意)のみ

世界が注目のCOP15も“決裂”は回避されたが結果的に免れたが、Copenhagen Accord(Climate Deal)は期待はずれに終わった。 「ポスト京都議定書」に関する政治合意案は大筋では合意されたものの、採択にこぎつけられず、法的拘束力のない“留意する”にとどまった…

「COP15政治合意」にこぎつけるカギはやはりObama's Climate Speechか・・

難航のうちに会議決裂、時間切れの寸前に“政治合意”なる文書作成が進んでいる。玉虫色や先送り事項が含まる懸念ありだが、やはり最後は寒風のなかCopenhagenの首脳級会談に駆けつたPresident ObamaのAddressが決め手になるようだ。 The NY Times. Comを通じ…

熱帯密林湿地帯の気候変動(地球温暖化)への知れざる影響--環境対策コストは経済的に有効

COP15の成り行きに世界の目が注がれている。 copといえば、policemanのスラングというよりcolloquial American Englishだが、本件とは無縁だ。 COPは、締約国会議(Conference of Parties)の略、即ちCOP15とは国連気候変動枠組み第15回締約国会議。目下、コペ…

エコ−ecology(生態系)−のバランスの崩壊を警告した原点は・・

環境問題がいつのまにかenvironmental issuesから大雑把にエコロジー(ecology)と呼ばれるようになった。エコの方が語呂がいいのかも知れないが、正確さを欠く。 70年代初頭に、英和経済用語辞典づくりに参画し公害用語を収集。ecology「生態系」をtermの1つ…

環境保護と大気汚染防止の道筋は考えれば単純だが−Think it Through

米国高校生・保護者向けのハンドブックに“Think it Through”(よく考えてみよう)のキャッチフレーズのもと、環境問題に関し次のようなセンテンスが見られる。 “Plants clean the air of pollutants and convert carbon dioxide to oxygen, which we breathe …

運河の都Venezia--ペットボトルの街から抜け出そう

今月初めから世界最大規模の美術展「第53回ビィエンナーレ展」が開かれているItalyのVenezia(Venice)。言わずと知れた世界有数の観光地であり、市そのものが世界遺産の運河の街だ。 が、このホットで気品あるVeneziaだが、大通りがないため車もバスも路面電…

Clean Air DayがいつしかNational Day(国民の日)に--Canadaの6月第一週水曜日

Canada,B.C州でClean Air Day(大気浄化日)がスタートしたのが1992年。今ではnational day「国民の日」(国民の休日ではないが・・)となった。主な目標は、国民一人ひとりが温室効果ガスを減らし、大気を守るための行動日だ。 ボクの手元に、6年前、現地B.Cの…

気候変動問題の国際的リーダーは無理? お粗末な日本の政財界

米国に本部を置く国際的NGO組織、AVAAZは深刻化する気候変動問題について先日、日経新聞に全面広告を掲載したが、今月2日付、英紙Financial Time一面にも日本に対し温室効果ガス削減の数値目標を高めるように訴えた。 63% of Japanese voters want strong cl…

寺院内は禁煙?-同じ宗派でもまちまち

朦々と上がるお線香の煙を有難くも顔・頭に注ぐ巣鴨高岩寺の「とげぬき地蔵」。寺院内11箇所に“境内全面禁煙“の掲示が見られる。僧侶も信者も管理人もNo-Smokingを守らなければならない。2005年に巣鴨のこのお寺の管主としてやって来たKさんは境内に散乱する…

晩春・初夏のSaint Valentine Day

ただいま夜の8時半だが、都心の気温が18℃だというから、天気予報士もただ驚くばかり。観測史上最高、晩春を思わせる陽気の中のSt.Valentine Dayだ。 二月は如月(きさらぎ)、別名≪衣更着≫とも書いたと言われ、着物をさらに一枚重ね着する寒い時節。なるほど…

党大会より防災-Country First

防災の日である。首相は東南海・南海大地震を想定した防災・避難シミュレーションを宣言した。 米国では防災訓練どころではない。大型ハリケーンGustavがメキシコ湾岸に迫っている。三年前のKatrinaより大型、カテゴリー4。最大風速60mを超えているという。…

石油価格高騰と食料危機・飢餓-要因は人為と無策にある

地球資源の1つ原油が枯渇しているわけでもない。世界の穀物生産が大きく後退しているわけでもないだろう。なのにこんにち、未曾有の危機的状況に直面している。穀物生産の不足は、地球温暖化による気候変動、特にアフリカやオーストラリアの緑地地帯の砂漠化…

人力車復活!?

沸騰都市インド、ニューデリーの目抜き通りは凄まじい。所狭しと、高級大型車の横を、行商屋、荷馬車、バカでかい乗り合いバスが行き来し、牛が歩いている。その雑踏を縫うように人力車が走る。 ニューデリー当局は、人力車が異常な交通渋滞の元凶だとして、…

気まぐれで異様な米国の気象

ミシシッピー河の大氾濫により、中西部諸州の被害がまだ続いている。3年前深南部を襲ったHurricane Katrinaのときよりも、被害の地域が極地的でなく広大なせいか、連邦や州による罹災者に対する救援が緩慢だという不満が聞こえる。住民たちは「中西部は、黒…

石油価格高騰と食料危機・飢餓-要因は人為と無策にある

地球資源の1つ原油が枯渇しているわけでもない。世界の穀物生産が大きく後退しているわけでもないだろう。なのにこんにち、未曾有の危機的状況に直面している。穀物生産の不足は、地球温暖化による気候変動、特にアフリカやオーストラリアの緑地地帯の砂漠化…

天災は人為とみるべき時

四川大地震とBurmaのcyclone Nargisの惨禍に対する対応の稚拙さと、罹災者の救援に目が注がれている最中、わが国東北部に激震が襲った。岩手・宮城内陸地震の惨状はボクたちに改めて自然の猛威の恐ろしさを知らしめるものがある。 一見、最近の自然災害はア…