気候変動問題の国際的リーダーは無理? お粗末な日本の政財界

米国に本部を置く国際的NGO組織、AVAAZは深刻化する気候変動問題について先日、日経新聞に全面広告を掲載したが、今月2日付、英紙Financial Time一面にも日本に対し温室効果ガス削減の数値目標を高めるように訴えた。

63% of Japanese voters want strong climate target(日本の有権者の63%が高い数値目標の設定を望んでいる)と強調。政府や財界はハードルを低くしたがっているようだが、“Set a 25% or stronger 2020 climate target!”(2020年までに25%かそれ以上の削減!)を求めている。
気候変動問題における責任ある国際的リーダーシップを日本国民がいかに強く希求しているかのあらわれだと指摘している。
これは日本政府にとっての試金石であり、もし政策決定を間違えれば、刻々と迫るコペンハーゲンでの環境サミットでの日本への期待と威信は大きく低下し、世界を環境危機にさらすだろうと警告する。
が、我が国首相が発表した削減目標数値は15%。おまけに、この低い数値に対してさえ財界幹部は異論を唱える始末だ。
tck tck tckの“time for climate justice”(環境問題に正義の行動の時来たり)のスローガンに冷水を浴びせるとはお粗末! 一体日本は何を考えているのかわからん。