Barack ObamaのThe Cairo Speechのあとに続くものは・・

“I am also proud to carry with me the goodwill of the American people, and a greeting of peace from Muslim communities in my country:”(米国民の親善の意思と、我が国イスラム社会からの平和の挨拶を携えることが出来ることは私にとっても大きな誇りです)で始まったPresident ObamaのThe Cairo Speechについて中東世界はどのように受け止めたか。
International Herald Tribuneは社説で「米国にとって、中東問題に関するObamaのビジョンを実現するための課題は山積している。同様に、中東地域の当事者たちも多くの課題を突きつけられた」とコメント。
The American University of Beirutのイスラム外交問題専門家であり、The Daily Star紙の編集長Rami G. Khouri氏は“His speech is imepressive, but now we need action, not just fine rhetoric”(彼のスピーチは感銘深いものがある。がいまこそ我々に求められるのは実際の行動であって、単なる優れたレトリックではない)とObama氏のアラブ社会に向けての語りかけを評価しながらも、問題は当事者相互の行動であると釘を刺している。ここで用いられている主語がweである点に注目すべきだ。
イスラエルの前副首相兼外相で現在野党党首のTzipi Livni氏はJerusalemにおいて“Those who seek the benefits of the democracy must accept its underlying principles”(民主主義の恩恵を探求する者たちは、その根底にある基本原則を受け入れなければならない)と述べ、相互容認の民主主義のもたらす代価は重いと論評する。
こんにちの世界にあって中東情勢は最も目が離せない。それだけに混乱が続くイランの現状は中東はおろか国際紛争の火種にならないだろうか。現政権は強権体制を強め、Israelに対抗する中東の一方の盟主、軍事大国を目指す気配だ。
一方、ミサイル関連機材を載せた北朝の船舶が東シナ海を航行中だという。向かう先は何処か?

イランと北朝鮮サッカー・ワールドカップ本大会に両国とも出場・・。対戦するとしたらドローだろう。