自分の言葉を持たない政治屋さん

Sarah Palinが地元アラスカに戻っている。故郷に錦ではあるまいが、特に女性たちの熱狂的歓迎を受けている。
Palinの19歳の長男がイラクに従軍するという。米政権がイラク駐留部隊の削減とアフガンへの増派を決定したいま、なぜイラクに息子を赴かせるのか。不可解だ。
彼女は七年前のTerrorist Attack 9/1をイラクに結び付けていると、The Wahsington Post最新版は報じる。地元アラスカで同紙記者にインタビューされたPalin女史は返答にタジタジだ。ついつい、対抗馬Barack ObamaやMcCain爺さんがどこかで使った表現や言葉を拝借するしまつだ。

わが国にも政権党の総裁をめざしている女性初の候補がいる。今日、他の候補たちとの公開討論会が行われたが、お世辞にもディベートなどと呼べない生気のない内容に終わった。そのなかで、一人女性候補が英語を使いたがる。語学に達者な人のようだが、口から出た英語は“Change”と“ Cost Performance”。どこかで聞いたセリフだ。
身ぶり手ぶりとも合わせ、まさに空疎なパフォーマンスとしか映らない。