Against Terrorに暴走する米政権に追随するのか

グルジアNATOに加盟するとロシアとの戦争に発展すると思うか。その時アメリカはどうする」
ABCのインタビューに答えてSarah Palin曰く「そうなると思います」
曖昧でなんとも頼りにならないコメントである。
現米政権は“テロとの戦い”の主戦場をアフガンとパキスタンにシフトしたが、Palin女史にこの作戦をどう考えるか訊いてみたい。
この米政権の対テロ対策のギアチェンジに追随する国もあるが、英国は米軍のパキスタン領内での軍事作戦実施に強い懸念を示している。首都ロンドンがテロの標的にされかねないと警戒を強める。
英紙Gurdianは「拡大しつつある紛争がアフガンからパキスタンに広がり、地域全体を巻き込んだ戦争を引き起こす恐れを高めた」と警鐘を鳴らし、9.11テロ7周年の社説で「われわれ共通のテロへの取り組みは、戦争ではないことを米国の有権者は理解しなければならない。それは戦争よりももっと重要なものだ」と強調した。


本格化しつつある米大統領選の大きな争点の一つとなる外交戦略、Foreign Policyについていえば、候補者がロシアへの対応と“テロへの(軍事作戦に代わる)重要なアプローチ”を示すことだろう。