“あと出しじゃんけん“の共和党大会-場内外での抗議行動の怪

民主党全国大会を追いかける形で開かれた共和党大会。Hurricane Gustavを追い風?に、キャッチフレーズはCountry First。愛国心を煽り、Barack Obama氏の過去のコミュニティ活動を蔑視する。
Palin女史は自らのfamily storyにかなりの時間を割いて、庶民の味方とのイメージづくりに躍起だ。
John McCainもそうだが、正副大統領候補とも単純なフレーズを繋いでゆく。随所に会場のスタンディング・オペーションで中断するモノトーンのスピーチだ。
Obama氏の“Change”に対してMcCain氏は“real change”と叫ぶ。“Change We Can Believe In ”に対し“Change We Can Trust”のボードが揺れる。意味の違いはあるの?
大会最終日も会場の外では激しい抗議デモ、逮捕者が出たと思ったら、McCain氏の指名受諾演説の最中、場内で鋭い抗議の声が飛び交う。対抗してUSAの合唱、奇怪な風景だ。

元NY市長ジュリアーニ(R. Giuliani)を切り込み隊長に、極め付きのObama叩きの前奏曲で始まった“後出しジャンケン”の共和党大会は、McCain氏のファイト、ファイトで中締めとなった。