Russia-Georgia問題が米欧関係を修復・・

Barack Obamaは外交は不慣れ。他方、Sarah Palinといえば、去年海外旅行のパスポートを取得したばかり。外交経験は皆無だ。
でも、今度の米大統領選は外交政策、特にイラク戦争への対応が大きな争点になりそうにない。
そうしたなかで、いま英国や欧州諸国が大統領選にかつてない強い関心と期待を寄せている。米国のイラクへの先制攻撃以来、ギクシャクし冷え込んでいた米欧関係が俄かに修復に向かっている。RussiaのGeorgia(グルジア)侵攻を巡って共同歩調、思惑が一致しているからだ。まるで冷戦時代の西側陣営の結束を想起させるほどだ。


グルジアへの対応を巡ってNATOとの対決も辞さない強硬姿勢のRussiaに対し、ObamaとMcCainはいかなる態度をとるか。対イラク政策より外交上の大きな争点となりかねない大統領選だが、それ以上に深刻なのは米国内の経済・雇用問題だろう。8月の雇用統計によると失業率が6.1%に達した。4年11ヵ月ぶりの高水準、就業者数も月を追って減少してゆく景気の悪さだ。

変革の最重点課題は完全に内政問題にシフトしつつある。