ジョージ・ワシントンの入港の意味は・・

NHK大河ドラマが高視聴率を維持している。脚本の筋書きや多彩で達者な役者が登場する点にもあるが、なんといっても主人公を演じる若手女優の演技の切れのよさにある。
維新・開国に至る歴史の歯車を動かした大きな影の存在として描かれているこの大御台様だが、通常の歴史書ではほとんど表舞台に出てこない。そもそも維新運動には女性は登場しなかったのである。
でもペリー来航(1853年)を大きくクローズアップし、当の御台さまの
コミットメントもドラマではきちんと伝えている。
つまり、ペリーの砲艦外交に屈した形の開国だといえようが、この「第一の開国」時に交戦は見られず日本本土に爆弾は落ちなかった。
「第二の開国」は、言わずと知れた、日米戦争敗戦後にもたらされた≪戦後≫である。こんな川柳がある。
  序幕はぺルリ大詰は原子弾
原子弾といえば、昨日、米原子力空母『ジョージ・ワシントン』が横須賀港に入港した。日本への初の原子力艦船の配備である。港に近づくG.ワシントンに抗議する団体あり。“Stop the Use of Nuclear Weapon”の横断幕が見られる。

一昨日、誕生した第29代目の新首相は外交問題の筆頭に『日米同盟の強化』をあげた。G.ワシントンの入港は米国の新たな砲艦外交か?
危い「第三の開国』にならなければよいが・・。