非情なスポーツ競技の季節到来

長年つとめていた高校の影響もあり、いつの間にか高校ラグビーと駅伝シーズンの到来を楽しみにしている。
昨日と今日、ラグビー準々決勝と全国高校駅伝都予選を見物にでかけた。見物というより応援だ。
ラグビーは都内トップ校に完敗した。30分ハーフの最も短時間のスポーツ競技だ。しかも、延長戦はない。終われば勝者も敗者ない、ノーサイドが合言葉。内引き分けの場合はクジ引きで勝敗を決める。考えれば最も過酷な競技だ。でも、心技体がまさに渾然一体となって表現されるケレン味のないさわやかなスポーツとして愛好している。

駅伝は荒川河川敷の戸田マラソンコースで行われた。マラソンコースと言っても、アスファルトの固くて狭い一本道を6区間のランナーが襷をつなぎながら計42.195kを往復するという按配だ。
1人でも大ブレーキがあれば、それで脱落だ。優勝候補トップ校が20数秒差で二位となり、都大路への道を絶たれた。アンカーが泣き崩れていた。全国出場出来るのは1校。非情で痛ましい。
我が応援校は5位。選手達はサバサバしているが、今秋も「長距離ランナーの孤独」を感じさせられるシーンに出会えた。