銀座のEco-carpetをよそに、キナ臭い政界の動き

昨日午後の銀座みゆき通り。colorful carpets of tulip petals(チューリップの花びらで編み上げたカラーフルな絨毯)の周囲を街行く人びとが取り囲む。まだ開花前の200,000本な及ぶ花弁を摘んでこしらえたとものだという。


名づけてEco-carpets。花弁廃棄処分の無駄を省こうとする自然保護キャンペーンの1つだ。歩行者天国、モノを燃やした跡もなく燻りもなくキナ臭さもない。
まさに“Waste Less / Drive Less / Burn Less”を象徴するような“Less is More”のClean Air Dayだった。
それに引き換え、一昨日28日いわゆる「靖国」派の集会が都内で開かれた。
新党「たちあがれ日本」のお歴々らが立ち上がった。旧日米安保条約が発効し、日本が本格的に米軍基地化した1952年4月28日を「主権回復記念日」として祝日化しようとの狙いで開かれた集会だ。「靖国」派の日本会議英霊にこたえる会などが協賛しているという。

いまや基地のない沖縄を希求する現地の悲痛な訴えとうねりのような運動に冷水を浴びせるキナ臭い≪改憲派≫の動きだ。
日米密約とともに沖縄の施政権を米国に渡した日を「祝日」にしようとするなど呆れかえってものが言えないが、黙ってはいられない。いまなお憲法改悪に狂奔するこうした亡霊政治屋たちの動きに対して警戒を緩めず、モノ申さなきゃならない。


中心になってモノ申されていた加藤周一さんや井上ひさしさんを亡くした≪九条の会≫、もっと“たちあがれ”だ。