“箪笥預金”もいい加減にしてくれ

DPJの闇将軍the Secretary General, O氏が続投宣言した。PM Hatoyamaからお墨付きをもらい励まされたからだと言う。政治資金規正問題で検察庁よりの不起訴処分を錦の御旗に、記者会見では余裕綽々威勢がいい。このところ隠していた傲慢ささえ覗く。

各種世論調査によれば、説明責任を果たしていないが80%以上、Secretary Generalの辞任を求める声は7割を超える。
O氏は「不正な金を受け取っている。けしからん人物だというたぐいの報道が続いた後の世論調査だ」と強弁。
「“Oは不正な献金は受けていなかった。潔白だった。”という報道を続けてもらい、その後の世論調査をしてもらえば、コメントする」と潔白報道を強要する始末だ。昨日、政治家の資産・資金の実態?が発表されたが、O氏の預貯金はゼロ。すべて“箪笥預金”ということ? 4億円もの札束が箪笥に眠っているなどというミステリーまがいのことは言わないほうがよい。ますます同氏への闇献金疑惑は深まるばかりだ。

そのO氏だが、勢い余って五月連休後にでも訪米して出来ればPresident Obamaに会いたいという言い出した。
当のBarack Obama氏だが、このところ笑顔が消え、表情が冴えない。Washington D.C.が記録的豪雪に見舞われ、historic mess(未曾有の交通混乱)に陥っているためではない。根強い保守層が急速に力を増してきたからだ。

反Obamaの集まりTea Partiesは侮れない。先日Nashvilleで1000名規模の集会を開きObama氏の最重点課題Health Care Reformにたちはだかる。



このTea Partiesだが、保守層の単なる愚痴の言い合いの茶会ではない。grass rootsの根を徐々に広げつつあり、あの猛女Sarah Palin女史まで加わり、気勢をあげている。このままだと、11月の中間選挙はDPの形勢はまことに危い。ひいてはPresident Obamaは手足をがんじがらめにされ、二期目は危くCarter氏の二の舞、短命で終わりかねない。Obama氏がいかにリーダーシップを発揮し、巻き返しに転じるか。

一昨日、小三治師匠の『もひとつ ま・く・ら』(講談社文庫)を買った。
冒頭部で小三治曰く「大体ここへ来るってえとね、なんですよ、まあ落語はやりますけどね、たいがい何かゆってんですね。何をゆってっか忘れちゃったけども、そのときどきの近況報告、あるいは社会時評、選挙はどうあるべきだとか(笑)、何が正しい政治かとか、そういうことは折に触れ的確なる発言をさしていただいているはずなんですが、自分でもおぼえてないし、お客さまも全然おぼえてない(笑)。」

誰かが言っていたけど「小三治さんは、ここへ上がってきてから落語のネタをつくる」というほどだから、≪まくら≫とくれば間違いなく当意即妙、だから余計に客受けするのだが、小三治さんが≪まくら≫のなかで、も少し政治時評を織り込んで今の政界をくすぐったり、お灸をすえたりすると客席だけではなく社会受けすると思うのだが・・。無理かな?