“Just War”(正しい戦争)とは?--苦渋のNobel Prize受賞のObama氏

いまOsloでNobel Peace Prize受賞記念演説を行っているBarack Obama氏。戦時の大統領の平和賞受賞を巡り疑問噴出だ。
Obama氏は人道主義の基盤と平和の維持のため、軍事の行使を毅然として弁護し、“just war”(聖戦)の必要性を呼びかける。
側近はは語る。大統領はワシントンからの7時間の機内で平和賞の受賞と先週発表したアフガンへの30,000人の増派計画のパラドックス(矛盾)についての原稿作成に余念がなかった。

Obama氏は述べる「今回の受賞をめぐる最も深い問題は、私が二つの戦時の最高司令官の立場にあるという事実だろう。一方の戦争は収束に向かいつつあるがもう一方の戦争は渦中にあるが、これは米国が求めた戦争ではない。ノルウェイも含め、43ヶ国が戦いに加わっている。敵のさらなる攻撃に対する自衛と他国の防衛に努力しているのだ」
「確かにいまなお我々は戦時の渦中にある。私は遠い異国へ米国の若者を派遣した責任がある。彼らは殺し殺される境遇にある。私はいま、戦闘がもたらす多大のコストについての確たる認識を携え、いまここに立っている。つまり、戦争と平和の関係という難問と、戦争を平和に置換するための努力を携えているのである」
Barack Obama氏の苦渋で深淵な演説は聴く者の心に刻まれるだろう。