“言いっ放し”はいかん!

President Obama's State of the Union Address(一般教書)のなかの教育問題に関する件の続編は以下のとおりだ----
“These education policies will open the doors of opportunity for our children. But it is up to us ensure they walk through them. In the end, there is no program or policy that can substitute for a mother or father who will attend those parent/teacher conferences, or help with homework after dinner, or turn off the TV, put away the video games, and read to their child. I speak to you not just as a President, but as a father when I say that responsibility for our children's education must begin at home.”
「こうした教育政策は、我々の子どもたちのためチャンスの扉を開くことになろう。が、扉を通過することを確かなものにするのは我々自身だ。煎じ詰めれば、PTAの会合に出席したり、夕食後宿題を手伝ったり、TVを消し、TVゲームを止めて、子どものために本を読んであげたり出来るような母親や父親の代替になり得る計画や政策は存在しないのだ。私はただ大統領として申し上げているだけではない。子どもの教育はまず家庭において始めなければならない訴えるとき、それは1人の父親として申し上げているのだ」
Obama氏はアメリカ経済の回復には教育水準を高めることが不可欠だと説いているわけだが、筋書き通り簡単にことが運ぶとも思えない。とはいえ、Obama氏一流の修辞のなかにも、かなり丁寧な具体的施策を見通すことができる。

国内外から熱狂的に迎えられたObama氏でさえ、いま内政の最重点課題である医療保険制度改革法案の成立に向けて重大な局面に立たされている。それに劣らず、不安で危機的状況に直面させられいてるのがアフガン戦略だ。イラクでは連続自爆テロにさらされ、治安が悪化。米軍撤退に影響が懸念されるな一方、「アフガン戦争は戦う意味のない戦いだ」「米軍駐留こそがタリバンの抵抗を招く」として、アフガン駐在の米外交官が辞任。さらには、隣国パキスタンで犠牲者180人に及ぶ、爆破テロが起きた。President Obamaの苦悩は深い。

その点、当方のPMはいささかノウテンキじゃなかろうか。一昨日の52分の異例の長い所信表明で「歴史を変える」と意気込んだPM H氏だが、自党の幹事長の代表質問は無し。挙句の果てには、予算委員会審議は1日で済まそうとい魂胆だ。野党時代には徹底審議を求めていたDPJ、攻守処を変えれば、“言いっぱなし”でハイそれまでヨか・・。

防衛・外交問題でも閣内不一致を露呈。肝心の国内経済問題、内需問題は曖昧なままだ。某議員曰く『Hatoyama不況』とか・・。