JCPの“後方支援”?をDPJの新議員たちが熱烈歓迎・・

政権が代わって国会論戦が始まったが、これまでにない珍風景が随所に見られる。新PMの超ロング所信表明に始まり、通例行われる与党幹事長が代表質問を放棄するかと思えば、政権与党の施策を容赦なく追及してきたJCP委員長の鋭い舌鋒がマイルドになった。

PM H氏が52分のAddressのなかで、変革・転換を謳いながら、『雇用』や『沖縄の米軍基地』、『後期高齢者医療制度』などの重要課題に触れず、情緒的な抽象論に終始、さらには、沖縄普天間基地問題について米国防長官に一喝され及び腰になり、迷走するDPJ政権なのに『政権が交代したのは日本の政治にとって前向きの大きな一歩』と歓迎の意?を示し、『現実政治を前に動かしたい』とS委員長。この代表質問の冒頭で、100名を超える与党新議員から一斉に大きな拍手と歓声が湧くという異例の風景だ。野党代表の質問に対してこれまでヤジ部隊を演じた政権与党の新議員たちが、このJCP委員長の質問内容に真剣に耳を傾ける真面目さへと様変わりにはビックリ。


自称「建設的野党」のI委員長だが、まるでDPJ政権の≪後方支援≫に成り下がったのか? 真の野党と名乗るにはいささか違和感さえあるJCP。擬似与党にならなきゃいいが・・。
それにしても、国会本会議場で座席指定までされたという大集団の新議員の皆さん。新闇将軍のO's Childrenで集票マシーンに他ならない。
昨日のJCP委員長の代表質問に対する態度も、あらかじめ御大将か側近幹部から躾けられていたのではなかろうかと邪推したくもなる。

窓外は秋色が深まる。