冬麗(はるうらら)どころではないfireの連鎖

今日の気温は18℃を上回り、我が仮住まいマンションはエアコン不要だ。11月上旬の陽気、まさに冬麗(春うらら)と言うべきだ。

が、雇用情勢は悪化の連鎖だ。派遣労働者ばかりか正規社員も明日がわからない業界が次々と出現している。“派遣切り”即、社員寮から立ち退きと来る。fire=jobless=homelessで寒空の中、越年しろというのか。
某県の教委が中学校で生徒約40名を一室に集め「暑さ我慢」調査をした。暑さのため気分が悪くなった子供も現れ、保護者からクレームの声が出たというがお笑いだ。
ボクが初めて教壇に立ったのは1960年代半ばだ。当時1クラス50人以上の詰め込みが普通、エアコンなどあるわけがない。冬場は石炭ストーブで辛うじて寒さをしのいだが、体育実技の授業は生徒は寒さに震えながら走り回っていた。夏場は冷房などない。真夏の授業は窓を開けて、ランニング姿だ。でも、気分が悪くなった生徒など記憶がない。
アメリカがクシャミをすると日本が風邪をひく」といわれたものだが、今回のアメリカ発の金融危機による我が国の雇用情勢の異様ムードには首をかしげざるを得ない。外需頼みだったAuto factoryの状況は理解できるが、他の業界大手は本当に経営危機なの?
今や“アメリカ発のインフルエンザが変形して日本でハシカが蔓延している”みたいだ。働く者の体感温度は冬麗(春うらら)どころではない。