hireが消えて目立つはfireばかり・・そしてbankrupcy?

hireは雇用の意味。就職内定の大学生が採用を取り消され、非正規労働者への解雇予告、“派遣切り”など、最近のメディアはfire(首切り)の記事ばかりが目立つ。埼玉上尾市の某大手自動車メーカーの派遣労働者3人が労働組合を結成して、工場の門前でビラまきを始めた。同社の正規社員の多くは、無言のまま通り過ぎてゆく。ビラを受け取る者は少ない。御身大切ということか。

Autoメーカーの経営危機は世界に及んでいる。英仏独も就労時間短縮や大量のリストラに入るようだ。
我が国はいま、米国のLehman ShockになぞらえてToyota Shock。現地では過酷な現実が待ち構えている。
米国はいまAuto Maker Big 3に対するbailout plan(公的資金による救援計画)の成立に目が注がれている。が、このplanがBig 3の救済と再建につながるか疑問視する向きもある。今年度ノーベル経済学賞受賞のPaul Krugman教授は「米国の自動車産業はいずれ消滅するだろう」と滞在地のストックフォルムで語った。
経営危機はAuto産業だけではない。世界のSONYもエレクトリック部門を大幅に削減、計15000人がfireされるという。
米紙の名門Tribune Co.が日本で言う民事再生法の申請に乗り出すという。Chicago TribuneやLA TimesだけでなくMLBのChicago Cubsの経営主でもある。広告収入の落ち込みで膨大な負債を抱え込んだためだ。
米紙といえば、すでにChristian Science Monitorがnewspaperの発行を断念し、net配信だけにした。
未曾有の世界的経済危機。対岸の火事、安全地帯に安住できる業界は少ない。
因みにfireと云えば、今日の英字紙のHeadlineはAso Under Fire一色だ。under fireは“集中砲火にさらされる”の意味。誤解なきよう。