短命政権は避けたい-外遊で笑顔

自民党の中堅議員のなかに、もう“麻生降ろし”の動きがあるとか。日を追って支持率が降下しているようだが、またまた外遊、と言っても遊びではない。ぺルーで開催のAPECにご出席されているわけだが、国内で不人気の首相はえてして国際会議で各国首脳に笑顔を振りまくものだ。麻生さんも例外ではない。笑顔が似合うが゜失言癖は直らぬものか。英語が出来るらしく、Barack Obama氏と通訳無しに電話会談をしたとか。
麻生氏曰く「Obamaは英語が上手だなあ」-噺家顔負けのオチだ。

Obama氏は多忙を極めている。新政権の閣僚人事の人選に世界の目が注がれている。100年に一度とも言われる未曾有の金融不安のなか、注目の財務長官にNY連邦準備銀行総裁Timothy Geithner(ティモシー・ガイトナー)氏が指名される予定だ。

Obama氏と同年の47歳、気鋭だが金融機関の監督の第一線で活躍し、クリントン政権時代の実績が評価されている。早速NY証券取引所は敏感に反応し、ダウ平均は$500アップを記録したというから驚きだ。
ガイトナー氏は若い頃、駐日米大使館で働き、日本に住んでいたこともあり日本語も堪能だという。
とはいえ、我が国政財界は大歓迎だろうが、知日家イコール親日派と単純に考えるべきではない。
他方、これまた注目のオバマ政権の国務長官だが、Hillery Clinton女史の受諾説が流れている。