“天高く馬肥ゆる秋”のもと“円高く、株痩せる秋”

株価が続落。乱高下どころではない暴落である。何時底を打つのか。株価にもbottom lineはないのか、
震源地の米New York。9.11テロによるWorld Trade Centerのcrashと比較するのは不謹慎だが、いわばWall StreetのWorld Economic Center(世界経済の中枢)の崩落といえよう。

常軌を逸した米国でのマネーゲーム。某評論家が「ロケットに乗せてやるが、安全装置は外す(結果については自己責任を取れ)というのが米国経済だ」と臆面もなく言い切った。
「数学的手法を駆使した金融工学への過信を背景にした今回の金融危機は、秩序をぶち壊す『大量破壊兵器』」(N紙外信部K記者)のようなものだ。
危機救済の特効薬も救世主も容易に現れないだろう。
唯一の頼みは次期大統領の新たな政策だ。終盤戦を迎えた大統領選、Barack Obama氏が優勢のようだが、忍び寄り立ちはだかる壁がありはしないか・・?