新テロ特措法-給油がアフガン空爆につながらないのか?

シンクタンクの報告書は「軍事力偏重のテロ対策に効果がない」として「アフガンでの米軍の活動を最小限に控えるべきだ」と提言している。ゲーツ米国防長官もタリバンとの「和解」可能との認識を示し、アフガン政府はすでにタリバンとの和解交渉を始めているという。
アフガンの戦況が悪化する中で、対話による打開の始まりという新たな情勢のもと、日本の役割が問われているわけだ。
昨日、米大統領候補者のディベートが行われたが、共和党イラクもアフガンも戦争継続。民主党イラクから撤退、アフガンに戦力を強化するという。会場の視聴者から「欲しいのは平和だ」「どちらの党も支持しない」との声。「ブッシュの戦争は完全に失敗。もうけたのは石油会社と建設会社だけだ。構造を変えるべきだ」と平和運動家は指摘する。

新テロ特措法案の審議が始まった。インド洋で海自の補給艦が各国艦船に燃料や水を補給する法案だが、補給した油の最後の行き着く先はどこか。空爆にはつながらないと政府は答弁するが、結局は失敗が明白なブッシュの戦争への助っ人ではないの?