闇将軍が表舞台に−JDPの怪

Nikkei hits fresh 9-month low / Dollar falls to lower ¥85 level after Kan,Shirakawa talk on phone
一昨日24日付英字紙Daily Y, Business欄のHeadlineである。いま円高、株安の連鎖に渦中にあり苦悩する我が国の現状を横目?に、JDP代表選をめぐる覇権争いは浅ましい。


PM Kanは明快に語るべき課題について言葉を濁し、言わなくてもいいことに口を滑らす。“消費税云々”が災い先の参院選に苦杯をなめた。敗北の責任を追及されても側近をかばう。危険水域に達しつつある円高・株安についても「注視する」の連発。そうした中で、PM続投の意欲満々だ。闇将軍O氏と握手どころか折り合いをつける意志なし。袂を分かつ勢い、意志堅固だ。

ex-PM Hatoyamaも動きがわかりにくい。つい先だってresignし次期総選挙に出ないと言ったばかりなのに、今度は調整役、king maker気取とは呆れたもんだ。

Hatoyama氏の仲立ちも失敗に終り、大勢の軍団にヨイショされ、ex-PMにも支持?された模様のO氏、代表選のcandidateに出馬の決意表明と相成った。下手な田舎芝居の臭がする。

今さらold fashionの金権政治屋、闇将軍が表舞台にもったいぶって登場する。JDPとはいかなる集団なの。
無理もない寄り合い所帯だ。 O氏は一体何度新しいpolitical partyをつくり、ぶっ壊したり出ていたりしたか。奇奇怪怪の人物だ。どんな政治理念を持ってるのかハト派を装うタカ派だと思う。側近や家来連中き「O先生の豪腕がこの国を救う」と仰る。
「腕力で政治を牛耳る旧田中派の時代ではない」とHoto派の某議員。
「金権グループと無為無策グループの闘いだ」とTokyo Metropolitanの首長がひと言。
“どちらが勝っても党分裂は避けられない”との見方も強い。


冷静に考えればJDPも奇怪な政党だ。市川房江さんを政界に担いだ市民派角栄さんを信奉していた闇将軍が同じ党の一つ屋根の下にいるのがどだい無理というものだ。