注意義務の欠落、指導力不足を棚に上げて--これぞ教育の敗北

「(厳罰に処さなければ)生徒に学校が舐められる」--学校としてのメンツか!
今なお、教師間でこうした耳を疑うような低劣でお粗末な台詞がまかり通っているとすれば、残念ながら、その学校はあるべき学校としての体を成していないといわざるを得ない。

生徒は自分の学校を舐めたりしない。教師の指導力に深い疑問を投げかけているのである。敬愛する教師がいない。生徒が教師集団の姿勢・言動・言葉の中に“健全な権威”を感得していないのである。教師たちが生徒たちを育てられない、矯正できない姿をはしなくも露呈しているのである。情けなく、恥ずべき台詞だ。そのなかには、教師の専門職性や職責意識は微塵も感じられない。
かかる水準と風土が沈殿する学校をいかに変革するか。

落ち込みはしないがボクは怒りを覚える。自分の背にかかる重荷は想像以上に過酷のようだ。