Outletは買い物より遊びの広場?

ボクは週3-4日仕事に通うため私鉄のI駅から朝9時ごろ路線バスに乗る。国道沿いに去年春からOutlet Mallがオープンしバス内の様相が一変した。ロケーションが不便で最寄り駅から遠いため、路線バスは平日でも朝から足の踏み場のないほど混み合う。国道も大変な渋滞だ。若者人気だけではない。40代-50代のご婦人ばかりかご年配も少なくない。

米国で始まったoutlet mall。当初はa fast-food outletだったり、a retail store offering discounted merchandise, esp. overstocked or irregular items.(在庫品や不揃い商品を処分する小売店)、つまり“訳あり商品”の売り場だったが、今じゃ、a retail store that sells the goods of a specific manufacture or brand(掘り出し物やブランド物を安く買える店)のモールとなって大繁盛だ。

某流通ジャーナリストは「消費者にとってのお買い得商品=集客商品と、店側にとっての収益商品がある」「掘り出し物は入り口と奥にある」と言っているが、お客の心理は“宝物探しのようで楽しい”“海外のような雰囲気のなかで買い物できる”と言ったところだろう。中には“有名ブランドが安く、夫婦で毎月出かけている”60代のご夫婦もいらっしゃる。平和でWorking Poorとは無縁の世界だ。
他方、消費者物価が対前月比2.4%の暴落。6ヶ月連続で前年同月を下回り、低価格競争が激化、デフレ再来の様相だ。
大手スーパーが相次いで低価格の自主企画商品を出している煽りもあり、またアウトレット人気の影響もあるのでは・・。
日本に求められている内需拡大は至難のようだ。