Farewell to Classic Jumbo--明日ホノルル発最後の就航

乗客400人以上を収容できる巨大旅客機Classic Jumbo Boeing 747が退役する。明日のホノルル発の就航が最終便となる。

Jumbo Jetの最大の悲劇は1985年8月12日の羽田発−伊丹行きのJAL御巣鷹山へのclashだ。その時ボクはNZに滞在中、車の中のラジオに外電が入り、ボクの周囲に現地の知人・友人が駆けつけ「どうした!どうした!」大騒ぎになった。最初の現地ニュースは修学旅行のチャーター便だと伝える。八月のお盆時、修学旅行ではあるまい。が、何しろ御巣鷹山という山そのものがボクには初耳だったので場所も判らない。説明してくれといわれても無理だった。当時はメールもネットもない。東京の実家に電話で問い合わせるのもいかがなものか。
というわけで、翌日のNZ Herald紙を読んでやっと実態を知り、愕然とし戦慄が走るありさまだった。
Classic Jumboのコックピットには機長、副操縦士のほか、航空機関士が加わり約1000種に及ぶアナログ計器に目を凝らしている。
この航空機関士の過酷な計器チェック作業によって、事故を未然防いだケースも少なくなかろう。

24年前のJAL Classic Jumbo 747の急降下の際の機関士の胸中は想像を絶するものがある。
何もかもがアナログからデジタルに移り変わるこんにち、60年代に登場し、39年のフライトを経て消え行くJumbo Jet。理由は燃費の問題だという。惜別と哀悼の気持ちをこめてfarewell。合掌。