政治が変わるってホント?

都議選は案の定、DPがLDPばかりか真の革新政党をも呑み込んで万歳バンザイ大勝利だ。が、我が国DPは米国DPとは同質でない。都議会のなかでDPが野党だったの? 石原知事をいつもヨイショしていたDP都議も少なくない。偽装野党であり、実体は与党だった。石原都政に対して批判的立場をとっていた革新政党などとはとても言えない。
DPの新人当選者はメディアのインタビューに対して「いまの自民党による政治の流れを変えて欲しいという都民の声の反映だ」と異口同音に答える。

“政治の流れが変わる“ってどういう意味。DPへの期待が大きいと、同党ばかりか他のminor野党幹部までコメントしている。
Premier AsoはG8からまさに「傷心の帰国」だが、ボクたち市井人もがっかりだ。
日本人はメディア・リテラシーが乏しく、ムードに弱く、DPの宣伝文句「生活が第一」などという陳腐なキャッチフレーズの実体が読み取れない。
早々に行われる総選挙も結果は見えている。政権がDPに移っても“Yes We Can”から“Yes We Did ”に転換できるとは到底期待できない。政党内にキナ臭い、金まみれの議員もいれば、素人政治集団の感が否めない。
President Obamaにあやかれるような「チェンジ」の新政策や局面が見えてこないからだ。