Why Japan Cares What You Think(人の目を気にする日本、なぜ?)--今もこの性分は治らない・・

This is a nation obsessed with outsiders' perceptions of it. And that's one of its biggest problems.
「この国は、自国が海外でどのように映っているか気になって仕方がない。この心配症こそ最大の難点の1つだ」
この国とは日本のことだ。頻りに外の目が気になる。日本のメディアはほぼ1年に一回は、欧米の学校の教科書の記述を大げさに取り上げる。特に際立つのは、日本や日本人の模様が欧米の教科書に記述されていた時の、我が国メディアの慌てぶりだ。まるで大事件が起きたかのように神経質になる。

これは8年前の米誌TIMEの特集号のまえがきである。表紙のタイトルは“How The World Sees Japan”。背景の絵は、Mt Fujiと桜と金閣寺、そして高層ビルをバックに、刀を差したお侍がケイタイで電話をしながら、舞妓さんを連れだってアスファルトの通りを散歩、その前を小学生の子供がゲーム機に夢中になっている。新旧入り混じったごった煮のシーン、この日本描写は今も変わらずというべきか・・。