“バンカメ”のストレステストってなんだ?

大手邦紙夕刊の国際面に“バンカメ3兆円資本不足か”のヘッドライン。金融業界用語音痴のボクは面食らった。
記事の中身を読むと「米金融大手のバンク・オブ・アメリカが、米金融当局による特別検査(ストレステスト)の結果、約340億㌦(約3兆3300億円)の資本増強を求められる見通しだ、と複数の米紙が6日報じた」とある。
バンカメとはバンク・オブ・アメリカの略らしいが、元をただせば
Bank of Americaの発音が日本人の耳にBankameと聞こえたため誕生した新語?であって、国際的に通じるわけがない。(バカメ!)
Merrill Lynchの発音がメリル(“Melilu”)と聞こえるのと似ている。そうするとBankame will buyout Mlilu(バンカメがメリルを買収)てな具合になる。

但し、ストレス・テスト(stress test)は正真正銘の英語だ。本来の意味はIT用語で「ソフトウェア耐震度テスト」のことだが、今では現代語として金融業界筋では知らないと恥ずかしいらしい。
“米健全性検査”と訳され「金融市場で不足の事態が生じた場合に備えて、ポートフォーリオ(ポジション)の損失の程度や損失の回避策をあらかじめシミュレートしておくリスク管理手法」を意味するという。難しいけれど覚えておこう。
最近のメディアはやたらとカタカナ用語を使用する。とてもついて行けません。