“待てアマゾン!”だと・・?

書物のネット販売ダントツのAmazonに対し、出版流通対策協議会が異議申し立て。書籍の安売りが目に余ると販売中止を求めるという。
定価1000円の新品と変わらぬ中古本が1円+送料で注文、翌日送られてくるので売れるはずだ。それでなくとも街の大手書店に出かけると交通費が結構かかるので、ネット注文の方がたいへん助かる。
アマゾンのこの販売手法が独禁法の再販契約条項に違反するという。
安売りが波及して「値引き合戦」になれば、再販制度が内部から崩壊するのは必至だと猛烈抗議だ。なるほど書店には再販モノが続々と平積みされている。再販制度が出版文化の基盤だとする流通業界、書店にとってただゴトではないのはわかる。
でも、今夜アマゾンで注文した故女流作家のエッセイは値引きの中古ものはなく、新品モノだけで定価どおり、しかも品切れで“しばらくお待ちください”ときた。ネット販売の大幅安売りモノは売れ行きが悪い書物か、もはや忘れられた古典モノなどに限られるようだ。
書店販売とネット販売、買う側から言わせれば、一長一短ありだ。ボクらは合理的で調法な方に手を出すものだ。