企業社員採用大幅鈍化のなか教員採用は好況?

2009年度の正規社員採用の「予定無し」と回答した企業の割合が46%に昇る。対前年比15.5ポイントアップだという。帝国データバンクの調査によるものだが、大卒生に限らず就職氷河期がまたもや到来。今度はいつ氷河が溶けるかわからないから困ったものだ。お涙程度の定額給付金を頂戴しても好況感にはほど遠い昨今だが、教員界は別世界なのか・・?
卒業式の時節に合わせるかのように、日本に進出している米国大学の日本校をはじめ、米国大学の講座のonline learningシステムを大々的に宣伝している。

キャッチフレーズは“Take intl courses to advance your career”
日本進出の草分け的存在のTemple University, Japan Campusは“Study at a full-scale American university in Japan”を謳い文句に昨春のCommencement 2008の写真を掲げている。Teachers College Columbia University, Japan Campusは“Combined Japan/New York MA Programs”が目玉のようだ。Anaheim Universityは学費50%の奨学金支給制度を売り物にOnline MA in TOSOLを売り物にしている。

一方、同じ某英字紙に“あなたをプロフェショナルな教師に育成する、本学の5つの強み”をキャッチフレーズに中学・高校教員志望者のための日本初の「教員養成専門学院」のADが掲載されている。お馴染みの某大手塾が創立した教育大学院だ。
そんなにも日本は優秀な教員不足なのか。背景に教職に就いても長続きせず辞めたり休職する先生が多い実態がある。教職界決して活況にあらずだ。