「国際社会」って何だ?

「今の世界の混迷は、世界が営々と築いてきた『国際社会』と、本来そこで重要な役割を果たすべき米国があまりにも遠く離れてしまったことである」
「『国際社会』は日本の外にあるのではない。日頃からその一部として秩序作りに参加するのが『国際社会の一員』というものだ。あの湾岸戦争もそうであったように、米国から巨大な圧力があると『国際貢献』が声高に語られるが、普段は米国の影で世界の動きにかかわらない。もうそろそろ、そんな日本の体質を変えたい」
2004年2月11日のA紙社説の一部である。
間もなくThe White Houseから故郷Texasに戻るPresident BushによるWar On Iraq(イラク戦争)開始以来ほぼ1年を経過した頃の≪世界の混迷≫を背景にしたeditorialだ。

その米国がいま変わろうとしている。真のChangeの実現を期待したい。一方、日本の(政治の)体質は? 米国の変化に右往左往する懸念ありだ。また、ボクたちも米国のフィルターだけを通じて世界を眺めないように戒めるべきだろう。