ピンチはチャンス-Changeは勇気と創造と“豹変”なり・・・

お正月休みが明け、企業が動き出した。社長さんたちの今年の年頭の挨拶は辛かろう。
あえてボクはメモ帳に記してある次の言葉を投げかけたい。自戒しながら・・。
『人を使い、人に献身を求める立場にある指導者が、何を心がけ、何を行動に表わさねばならないかを知るか知らぬかがその徳を決めるであろう』(湯川裕光)
『ポジティブなユートピアが欠けている。この事実こそ疑いもなく現代の意識の特徴だ。若い世代の意識がとくにそうだ。巨大な無気力が支配的になってるのも、こういうユートピアの欠如のせいではないか』(ミヒャエル・エンデ)
President-elect Barack Obamaが新エネルギー政策を打ち出し、雇用創出を大きな目標の一つにすえている。地球環境問題を意識したポジティブな施策だ。
ビール会社最大手の社長さんが高層ビルの社屋からオーストラリアに目を注ぎ、同国大手の飲料会社の買収を目ざしている。一歩先を見据えた人的投資を考えているのか・・。
日本の某自動車メーカーが小型電気自動車の新製品を披露した。名づけてMIEV。何の頭文字だろう。Mitsubishi Electric Vehicleかな?
Change(変革)には勇気と創造力が必要だ。そして思い切って君子豹変すべきだろう。

易経に「君子は豹変し、小人は革面する」とある。
その意味は『君子が過去を改めるには豹の斑文のように鮮やかだが、小人は心底から改めることなく顔に皺を寄せる程度だ』。
今年は豹変の年となるのも悪くない。