時は来た

“The time has come: Can Barack Obama really make a difference?”(時は来た。果たしてバラク・オバマは真の大変革をなし得るか?) 英紙The Independentの本日のヘッドラインだ。
外交問題と米国政治専門のコラムニストRupert Cornwell氏のコメントに注目したい。

『2003年に開戦した敵国の打倒の標的にした独裁者Husseinと同じmiddle nameを持つ人物を大統領に選ぶ国が米国以外に果たしてあるだろうか?・・・Barack Obamaアメリカにあっては何事も可能であることを証明する直近の象徴に他ならない。だからこそ、米国以外の我々がかくも興奮するのだ。もっとも、こうしたことを実現させるのは米国だけであることを承知してはいるが・・』
『ともあれ、絶望より希望を抱くほうがましだろう。ワシントン・ポスト紙の世論調査が示すように、米国は根っからのオプティミストだ。政治家としてのBarack Obamaの資質の中にも今なお、楽観主義が見られるが、彼はすでに世界の他の多くの国をも楽観主義に変えている象徴的存在だ。問題は、我々が一年後の2010年の初頭、今と同じ気分を抱いているかだ』

意固地なほどの無知と非知性と狂信に満ちたブッシュの時代は終わった。来るべきThe Omama era(オバマの時代)。より良い言葉、キャッチフレーズが具体的イメージをもって世界に牽引するよう願うばかりだ。