Barack Obamaの一挙手一投足にとやかく言うな!

米国新大統領の誕生まで3週間。1月20日の就任式の司祭に、Barack Obama氏が、南部バプティスト福音派のRick Warren牧師を選んだことにObama支持者の一部が憤慨しているという。Warren氏は米国で四番目に大きいカリフォルニアの教会Saddlebackの創始者で主任牧師。福音派はabortionやgay問題に関し、伝統的に保守主義の立場をとる。政治信条と思想がObama氏と相容れないはずのWarren氏をなぜ就任式の司祭に選んだのか・・。
Chicago TribuneのコラムニストClarence Pageは「あらゆる人選に思想信条の一致を問題にするのは止めるべきだ」と云う。“RickはBarackの教会仲間だからそれでいいではないか”というわけだ。

President-elect Barack Obama自身、次のように述べている。
『全ての諸問題・政策課題について見解の一致を期待しようとは思わない。我々がなすべきことは、たとえ意見が一致しなくても嫌悪し合ったりたり仲違いしたりしない環境づくりだ。その上で、共通する諸課題の解決に叡智を注ぐことだ』
Obama氏の容量と懐深さ、そして是々非々のスタンスとバランス感覚に期待したい。